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尿素や糖分で発電する小型の燃料電池を開発

2019-03-25 | 科学・技術
 大阪工業大学の金藤敬一教授は、尿素をエネルギーにして発電する小型の燃料電池を開発した。尿素以外の糖(グルコース)、アルコール(エタノール)もエネルギー源として使える。
 燃料電池は、水素などの燃料を、化学反応を促進させる「触媒」を使って酸化させ、発電する。ただし、燃料電池の触媒としてよく使われる白金(プラチナ)は、尿素では作用せず使えない。
 そこで電気をよく通す「導電性高分子」に着目し、これを主な材料にした新たな触媒を作製した。改良を重ね、約2cm角、厚さ1mm程度の小型燃料電池に仕上げた。4個をつなげ、5mmの四角い穴に注射器で尿素を注入すると、約3Vの電圧が発生し、LEDを灯せることを確認した。
 金藤さんは、南アルプスの山小屋で懐中電灯をともしてトイレに行ったとき、「尿を燃料にできれば」と思い立ったという。実際の尿や、尿素以外の糖(グルコース)、アルコール(エタノール)を燃料にすることもできる。金藤さんは「持ち運びができるので、非常時にジュースや尿を使って発電し、助けを求めることにも使える。電源がとれない山小屋やパーキングエリアで電灯をつけたり、体内の尿を利用することで電力が必要な人工臓器を動かしたりするなどの応用が、期待される実用化に向けて出力をさらに上げたい、と言う。

 今日の天気は晴れ~曇り。気温は、最高気温14℃とチョット暖かいが、風が強く冷たいので、暖かさは感じない1日だ。
 散歩道の”ツバキ”、花が咲き出した。
 ”ツバキ(椿、一般に薮椿(ヤブツバキ)を言う)”は日本原産である。古事記では都婆岐(つばき)・日本書記では海石榴(つばき)と出て来る植物。「椿」の字は万葉集で登場する。漢字の「椿」は日本独自の当て字(国字?)で、「春に花咲く木」からと言う。”つばき”の読みの由来には諸説ある。
 厚葉木:葉に厚みがあるから
 強葉木:強い葉っぱの木から
 鍔木:落ちた花が刀の鍔(つば)に似ているから
 艶葉木(つやはき):「光沢がある」の古語から
     葉は濃い緑色で、光沢がある
 冬柏(つくばく):朝鮮名から
 因みに、中国での「椿」は「芳椿」と言う東北地方の春の野菜が該当するとの事。
 同科同属に”サザンカ(山茶花)”があり、両者の区別が少し難しい。
 ツバキ(椿)
   一般に椿と言えば、「薮椿」を言うことが多い
 ツバキ科ツバキ属
 学名:Camellia japonica
 薮椿は日本原産の常緑樹
 開花時期:1月~3月
 サザンカ(山茶花)とツバキ(椿)
     サザンカ     ツバキ 
 花姿  平開       平開しない
 雄シベ 筒状とならない  筒状
 落花  バラバラ散る   首から落ちる