予想されていたことだが、今週からウイークデイが忙しくなった。
とくに木、金曜は、4時半まで昼飯を食うヒマがないほど、次から次へと仕事が押し寄せ、グッタリ。木曜は、苫小牧市長辞意の号外をつくるというおまけもついた。
それでも金曜夜は、子どもたちより先に寝たおかげで、なんとか疲れも取れ、土曜は早起きしてギャラリーまわりに出発。
きょうの「武器」は、「1dayカード」でも「ドニチカキップ」でもな . . . 本文を読む
北広島の陶芸家で、現在札幌芸術の森美術館で開催されている「北の創造者たち展 Lovely」にも出品中の松原成樹さんの陶と、札幌の久住悦子さんの蔓の作品、札幌のみかみめぐるさんのことば(詩)による3人展。おもしろいコラボレーションになっています。
会場入り口附近にある松原さんの作品は、石に見えますが、焼き物です。古代文字でもなく象形文字でもない不思議な線条が刻まれています。
知的障碍の子に美術 . . . 本文を読む
見る前はそれほど期待していなかったけど、見たら案外良かったという展覧会をまとめて紹介します(乱暴なくくりで申し訳ない)。道新ぎゃらりーの「数又万寿保 第3回道内風景画等油彩展」「第3回手づくり製本展 手のねつ・本のぬくもり」(以上5月23日まで)、NHKギャラリーの「森政雄デジタル写真展「アルプスの夏」」(5月25日まで)の3つです。
数又さんは、「天塩川廃船」「滝野公園」「支笏湖」など、横 . . . 本文を読む
毎年100点を超す作品(淡彩スケッチ、油彩)で個展を開いている札幌の坂元さん。ことしも、ちょうど100点が並びました。現場主義で、何気ない風景もどしどし、すばやいタッチで絵にしています。
とくに淡彩のほうは、線にまったく迷いがないというか、見ていて気持ちの良いスピード感があります。どの絵も、描かれた場所が現実に似ているかどうかは問題ではなくて、その風景を目で捉えて手の運動に変換しているそのさま . . . 本文を読む
写真道展も、美術や書道とおなじように、会員・会友・一般の3段階である。
全体として、意外とネイチャーフォトが多くなく、人物を狙ったものが多い。
会員
片村洋市(釧路)「漁港の朝」 水揚げされたばかりのサンマが冷凍もののように真っ白になっていてびっくりした。
田村健太朗(旭川)「凍暁」 早朝、白鳥の群れを逆光でとらえた美しい1枚。水が冷たそう!
大和俊行(函館)「夏の道」 人物を真上からとら . . . 本文を読む
まったく未知の画家だが、金沢美術工芸大の大学院を修了したばかりで、現在は滝川市に住んでいるらしい。この若さで独立美術に5年連続して入選しているのはすごい。そして、それだけの実力の持ち主と見た。
とにかく、人間を、じっくり見据えている。といっても、古代ギリシャのような理想像を追求しているのでもなければ、文学的な修辞が勝っているのでもなく、とりたてて時代を表すような意匠が描かれているのでもない。現 . . . 本文を読む
3月に道立近代美術館で大がかりな第20回記念展を開いたばかりだというのに、毎年のスカイホールでの展覧会は休まないんですね。勤勉というか、なんというか…。さすがに小品が多いです。そのぶん、破綻なくまとまった絵が多いのも確かです。あと、個人的には、3月の記念展で「おもしろい」と思った人の多くが出品していないところに不満が残ったりします。
道展に出品していない日本画家から、今回あらたに伊藤洋子さん . . . 本文を読む
ことしに入り、個展とグループ展のラッシュが続く竹津さん。石狩の中学で美術教師をしながら、毎年冬休みにスペインを単身旅行して(ことし5回目)、そこで取材した作品を道展や水彩連盟展に出品しています。昨年の水彩連盟展では、下の「厩(窓)」で奨励賞(ホルベイン賞)を受賞しました。
デジタルカメラでは微妙な色合いが出ませんが、ご諒承ください。
この1点以外は、いずれも現地でスケッチしてきた淡彩作品 . . . 本文を読む
方究会は、1936年(昭和11年)に初めてひらかれた洋画と版画のグループ展です。公募展や、学校のサークル・部活動を除けば、最も歴史の長いグループなのではないでしょうか。すごいと思うのは、創立メンバーのひとりである平野俊昌さん(1914年生まれ)がご健在で、今回も「赤いテンガロンハット」(F20)と題した油彩を発表していることです。赤い大きな帽子をかぶった女性がモデルで、背景の青と、まばゆい対比を . . . 本文を読む
富良野の小林順子さん、垣脇真知子さんが、札幌の新道展会員・佐藤萬寿夫さんとひらいた絵画展。ほとんどが20号以下の小品です。
佐藤さん「'06風の旋律(小満)」は、北方の抒情をただよわせる佳作で、今回の展覧会で唯一の大作。水色の横長の画面に、木々を思わせる帯が並びます。絵の具の飛沫で覆われたキャンバスの上にガーゼを貼り、ガーゼをさわやかなミントグリーンに塗ったあと、帯の形を切り抜いて制作したよ . . . 本文を読む
読売、毎日の18日朝刊によると、画家の芝田米三さんが15日、胃がんで死去しました。79歳でした。独立美術会員。日本芸術院会員
独立にもいろんな画風の方がいますが、芝田さんは、大津英敏さんなどとならんで、誰にでも分かる平明な画風の代表格だったと思います。近年は、音楽家の肖像を取り入れた作品に取り組んでいました。
ごめい福をお祈りします。
. . . 本文を読む
新千歳空港の内外には、意外と美術作品がある。
まず、日本を代表する具象彫刻家で、少年時代は夕張にいた佐藤忠良さんの「緑」。
これは、こないだまで道立近代美術館で個展がひらかれていた伊藤隆道さんの、まわる彫刻「そよぐ春」。
屋外には、國松明日香さんの大作「北の翼」がある。
ただし、通路の屋根に近いため、カメラで全貌を正面からおさめるのは困難だ。
裏側(つまり、ターミナルビルの中 . . . 本文を読む
25度を超えたそうです。
つい数日前まで、家の近くの北向きの斜面には雪がのこっていたのに。
でも、朝9時過ぎから夜10時過ぎまで会社にいたので、どんな気候だったかは、分からずじまいです。
ところで、16日は1件もこのブログにコメントがなかった。これはめずらしい。 . . . 本文を読む
14日午前5時起床。こんなに早く起きられるんだったら、もう1便早い飛行機にしとくんだった。家から歩いて10分余りのところにあるバス停から新千歳空港行きのバスに乗り出発。8時半発の全日空便で羽田へ。
2年ぶりの羽田空港はターミナルビルが新しくなり、モノレールの駅が第1ターミナルと第2ターミナルに分離していた。モノレールに乗るのは今世紀初めてだと思う。天王洲アイルの近くには高層ビル群が建設中だった . . . 本文を読む
きょうから仕事の内容がすこし変わりました。
2001年9月から02年5月までやっていたのとおなじ、朝から晩までの作業です。
それほど遅くならずに帰れる日が増えるので健康には良いと思うのですが、ギャラリー回りがしづらいです。
上に書いた期間、どうやっていたのだろうと、昔の「つれづれ日録」を読み直してみたら、案の定、土曜日にまとめてまわっていました。
しばらくの間、ギャラリーをまわっての感想 . . . 本文を読む