(承前)
この調子ではいつまでたっても夕張に到着しないどころか札幌を出発できないので、そろそろ前に進もう。
札幌急行線は、南大通-西4丁目通-北大通-西3丁目通と、1ブロックごとに右折や左折をくりかえした後、時計台の前から北1条通に入る。つぎの停留所は「サッポロファクトリー前」、それから「菊水9条3丁目」「白石中央」とつづく。
たしかに、一般の路線にくらべると、停車するバス停は相当少ない。 . . . 本文を読む
新年度から加森観光の運営となることが決まった夕張市美術館。
3月25日に「美術フォーラム 夕張市美術館の再生にむけて」が、同館と、ゆうばり市民美術館友の会準備室の主催でひらかれます。
時間は15時から16時半まで。
パネリストは、市立小樽文学館の名物学芸員、玉川薫副館長と、道立旭川美術館の中村聖司学芸課長、同準備室代表です。
もうちょっと早く知っていれば、25日に行ったのに。
市の美術 . . . 本文を読む
美術館に来て、特別展だけ見て帰る、というのは、じつにもったいないことです。
美術館の本筋は、常設展示室です。
ここには、わざわざ高い金で購入した価値ある美術品が、数カ月おきに展示替えされて、並んでいるのです(もちろん寄贈品もあるけれど)。
税金ですから、ヘタな買い物はできません。だから、コレクションは、おおむね質の高いものがそろっており、見て損はしないと思います。
今回は、所蔵品44点 . . . 本文を読む
先日、札幌時計台ギャラリーでひらかれた、武田浩志さんとの2人展「PISTOL 2」に展示されたインスタレーションを、いったんバラバラにして、再構成した展覧会。
17日に、ライブペインティングをするというので、見に行きました。
ライブペインティングと言うと藤谷康晴さんみたいに食事もわすれて没頭するというイメージがあったので、栄養ドリンクを差し入れたら、齋藤さんは、おとずれたお客さんとおしゃべ . . . 本文を読む
40歳以下の、道内在住もしくは、首都圏在住で道内ゆかりの美術家による大規模なグループ展。
2002年の第1回以降、展覧会の内容の面で、着実に進歩・改善を進めていると思います。
今回は、金沢方面から招待作家4人を迎え、活性化を図っています。
展覧会の初日の前日には、道立近代美術館でパネルディスカッションもひらいたそうです。
さらに、はじめて北海道新聞社が主催に名を連ねました。
このよ . . . 本文を読む
スペインに魅せられ、毎年冬にスケッチ旅行をしている札幌の水彩画家竹津さん。とにかく精力的な発表ぶりです。
今回は、ことし1月1-16日に滞在したアルコス・デ・ラ・フロンテラとその近郊の風景を描いています。
アルコス、といえば、筆者がまず思い出したのが、先日まで新作の放送がおこなわれていた、HTB「水曜どうでしょう」。
もちろん、竹津さんの絵には、赤や黒のボタンは描かれていません(←あたり . . . 本文を読む
胆振管内白老町在住で、昨春、京都市立芸大を卒業したばかりの若手の田中伊久里さん。郷里にもどってきて1年の節目にひらいた、初の個展です。
お正月のNew Point展にも出品していたようです。
道内では、渡辺和弘さんが毎年道展で高水準のうるしの造形作品を発表していますが、すべて平面です。田中さんのように立体造形に取り組む人は、すくなくても筆者は知りません。彼女によると、京都市立芸大では立体や . . . 本文を読む
(以下のテキストと写真は作家の要請により削除いたしました。08年1月21日)
出品作はつぎのとおり。
「明ける 季節」
「水景」
「暮れる 季節」
「風に あたる」
「戻ってきた 冬」
「凍る 流れ」(同題3点)
「太陽の位置が変わる」
「雪景」
「Prelude.」(同題2点)
「冬を 渡る」
「映す 冬」
「浮かぶ 季節」
3月20日(火)-25日(日)10:30-19:00(最終日 . . . 本文を読む
石狩市在住の若手、藤谷さんの、なんとことし3回目! の個展。
初日の20日、終日、ライブドローイングを敢行しました。
あいにく筆者は、20日は多忙で見に行くことができず、21日の朝イチで会場へ。
札幌市資料館の1室にたどり着いて、呆然。
これ、たった1日で描いたの?!
すごいエネルギーです。
作者はいませんでしたが、とりあえず写真を撮ってきました。(事後承諾になるけど、申し訳ない . . . 本文を読む
祝日。ギャラリーまわり。
まず札幌市資料館(中央区大通西13)へ。
きょうは、月イチのジャズフェスティバルがあり、やかましくてかなわないので、始まる前に見る。
藤谷康晴展。あいにく作者はいなかったが、すごい世界が展開されていた。25日まで。
つぎに、徒歩で道立近代美術館へ。
ペルシャ文明展に向かう人を横目に、これくしょん・ぎゃらりぃ かるたdeこれくしょんへ。
趣向は凝らしているが . . . 本文を読む
石山緑地に行ったのは、何年ぶりになるでしょうか。
3月とあって、雪はかなりよごれています。硬雪なので、どこまでもあるいていけそう…と思って油断すると、ズボっと太ももまで埋まります。
こんな中途半端な季節の「ネガティヴマウンド」を見ることは、少ないと思います。
石山緑地を出て、石山大橋へと向かいます。
この写真は、石山地区を流れる穴の沢と東石山川の合流点。カモがいるの . . . 本文を読む
エントリがおそくなってもうしわけありません。
これまでの会場のスカイホールを離れ、ことしから札幌時計台ギャラリーへと移りました。
スカイホールでは壁面が手狭になったためでしょう。
とはいえ、中仕切りの可動壁を使えば、まだ壁の面積は増えたのではないかと思いますが…。
また、あたらしい試みとして、「企画展」というのをひらいています。
会員のHさんをつかまえて事情を聞きました。これは、吉 . . . 本文を読む
ことし1月18日の朝日新聞道内面から。
旭川出身の彫刻家・砂澤ビッキさん
作品、生まれ故郷へ
遺族、市に寄贈申し出
旭川市生まれのアイヌ民族の前衛彫刻家、砂澤ビッキさん(1931-89)の遺族が17日、旭川市に西川将人市長を訪ね、彫刻作品約10点などを寄贈することを申し出た。
札幌市に住む妻の涼子さん(64)は「作品が安らかに落ち着ける場所は生まれ故郷と思った」と説明した。寄贈する . . . 本文を読む
たぴおのオーナー竹田博さんのコレクションを展示していました(ただし、一部は借り物)。
ちなみに、1回目の「下町のコレクション」は、05年8-9月でした(筆者未見)。
見た後で気がつきましたが、案内状(DM)にしるされた作家名と、じっさいに作品がならんでいた作家とは、かなり異同があります。
道内を代表する抽象画家のひとり花田和治さんの作品が5点ありました。シルクスクリーンや、めずらしい木 . . . 本文を読む
利尻富士町でDPE店兼絵はがき店を営みつつ写真を撮っている村上さん。これまで、クリエイトフォトギャラリーで何度か個展をひらいてきましたが、富士フォトサロンは初めてで、いままでの集大成的な展覧会になっています。なお、展覧会タイトルは、日本百名山のうちいちばん北にあるので一番目である-という意味のようです。
ただし、旧作とおなじような写真でも、あらためて撮りなおしているものもけっこうあります。
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