処暑を過ぎたら少しは涼しくなるのかと思っていたが、相変わらずの残暑の残る香川県西部の丸亀市沖・・・。気温は相変わらず・・・32度を超えている。
朝方は涼しいかなぁと思ってデジイチを提げて散歩に出たが・・・すぐにギブアップして戻ってきた・・・。日が昇って来ると・・もう・・・じりじりと焼け付くような太陽の熱が・・・。
さすがに・・・島の浜辺で海水浴をする若者はいない・・・。サメよけネットも撤去されたし、監視船もいなくなった・・・。「夏を過ごした海はぁぁ~♪」と歌っては見るが・・・後が続かない・・・。
さて・・・、今年の夏の自由研究は・・「さぬき広島・お大師まいり札所研究」で、秋の島の文化祭用に展示する資料作りだが、相棒が忙しいようでまだ・・校正作業が進んでいない。
そこで、その幕間を利用して・・・最近の新ブームの「ベーハ小屋」調べに取りかかっている。
ベーハ小屋というのはこういうもので、一般的に言えば「葉たばこ乾燥室」のこと。葉たばこの「黄色種」をベーハ(米葉)というのらしい・・。こういうものが讃岐の山間部にはまだ残されているし、このさぬき広島にも残っている・・・。
これは「茂浦」という集落に残るもので、近くにももう一棟残っている。むろん、今は乾燥室としては機能しておらず、単なる物置として使われている。
一方、こちらは・・江の浦という集落の奥にあるベーハ小屋で半ば崩壊寸前・・・という状況。こうしたベーハ小屋を調べて、こうしたおねえちゃんたちがぞろぞろとやってくるのだ。これを・・「ベーハ女子」というらしい・・・。こうした調査が静かなブームになっているというのだ・・。
もう、この島には・・これら三棟のベーハ小屋しか残っていない。となりの手島には二棟一連の建物が半ば崩れかけて残っているばかり・・。
私の母方の実家では・・20年ほど前までは葉たばこ栽培をやっていたような気がするが時期的なことははっきりとしない。だから・・・子供の頃には乾燥室周りで遊んだ記憶はあるし、いまだに、あの葉たばこののどをつくような臭いは記憶に残る・・・。
讃岐の・・・葉たばこ栽培がいつまで行われていたのはかはっきりとしないが、外国産の葉たばこの影響か、農産物自由化の影響なのかは知らないが・・・ばったりと、この・・・葉たばこ栽培は下火になった・・・。でも・・、まだ・・細々と・・・葉たばこの栽培をやっている田んぼは見かけるが・・・どうなっているのか知るよしもない。
こうした・・・ベーハ小屋は老朽化によって解体され、あるいは自然崩壊して姿を消しつつある。それだから、その姿を残しておこうとするのかもしれない・・・。
一方、こちらは採石場跡・・・。こうした丁場跡も採掘されたままで放置されて、やがてには元の緑の山に戻ってしまうのかもしれない・・・。人がいなくなればすぐに雑草が襲いかかり竹の根が侵略を始めて・・・あっという間に緑の山に覆われてしまう・・・。
今日の散歩で見つけたもの・・・。これって、「玉虫」ではないのだろうか・・・。昆虫も植物も・・・カタカナの名前になるとまるでわからない・・・。あの有名な飛鳥時代に作られたという「玉虫厨子」には、この玉虫が6千匹も使われていたとか・・・。そういう虫が・・・今も自然界にいるんやね・・・。
今日はそういうお勉強と、お布団を干したり、洗濯物を干したりとした程度。あとは・・・ぐうたらののんびりモード。ま、たまにはこういう日もあってもいいか・・・。
じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。