今日はまた・・・暑い真夏日の一日になった・・・。朝方も暑くて寝ていられなくなって起きたのが・・午前五時半だった・・・。島の夏は暑いなぁと思った。とにかく風が流れない「瀬戸の朝凪」なのだ・・・。
起きてすぐに・・海岸通りを歩いて30分ほどの散歩・・・。人にも犬にも猫にも出会わない・・。元気なのはカラスばかりだ・・・。
洗濯やら掃除やらをやったあと、朝食を食べてから・・・デジイチをかついで江の浦という集落を歩いてみた・・・。ま、珍しいものはないのだが、時期折々の草花があるし、季節ごとの植物があるし・・・。
そんな途中でみつけたもの・・・。
葉たばこの乾燥室だ・・。例のベーハ小屋とは似ても似付かない建物だが、一階部分は乾燥室そのもの・・・。
外観はこんなものだし、温度調節用の「超屋根」というものがない・・。おそらく・・昭和後期の電気式による乾燥室なのかもしれない・・・。
江の浦にあったという・・ベーハ小屋は・・・今年の六月にはこんなものだった・・・。
それが・・・わずか二ヶ月で崩壊してしまい、まるきり姿はなくなって、全くの竹薮に飲み込まれてしまっていた・・・。恐るべし・・・竹藪の侵攻・・・。
九時過ぎからは・・・島の北部にある・・・「茂浦:もうら」という集落に行った・・・。
こうした・・・ベーハ小屋があるので確認に行ったのだけれど、ここには・・二棟の小屋があると聞いていたが、調べてみると、その近くにも「超屋根」が見えた・・・。
これもおそらく・・ベーハ小屋に違いない。中央に見える小さな屋根もベーハ小屋の屋根だ。注意して見れば・・・このあたりにもいくつものベーハ小屋があるのに気づく・・・。
この茂浦という集落は漁業と農業の集落・・・。だから・・畑で葉たばこの栽培をやったものだろう・・・。少し山手の正福寺に行く途中には大きな葉たばこ乾燥小屋があったが、早くに倒壊してしまったという・・・。
この集落には・・・昭和24年に建てられた・・旧広島村役場がそのまま残っている。この建物の背後に・・・例の三棟のベーハ小屋が残っている。
四国本土からすれば・・・まるで時がとまったままのような島である。そういう島にあこがれてやってきた私なんだけれど・・・。
でも・・、最近は・・・時が止まりすぎて怖いくらいに思えるときがある・・。このまま・・明日の朝が来ないのじゃないかと思えるような静けさ・・・。
さてさて・・・、この島のベーハ小屋の調べも終わったし、そろそろと帰らなければ・・・と思いつつも・・・、明日の計画がまだできていない・・・。このまま・・のんびりと週末まで過ごそうかと思ったり・・・。
じゃぁ、また、明日の朝、起きてから考えるからね。