KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

元へ戻す

2011年12月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇がち

特別に大掃除をするほどのことはないが、まだ震災の後始末もしていないので、少しは考えなくては・・と毎日思ってはいた。
居間の大きな本棚は天井で支える突っ張り型の耐震装置を付けていたので倒れなかった。が、中の本やらもろもろは中段から上は全部落ちてしまった(3月11日の日記の通り)。2分以上も続いた揺れによる7階住まいの悲劇は本棚だけではなかったが。
その中段にこけしを飾っていた。二十歳の頃、磐梯山へ行ったとき土産に買ったのが始まりで、それから東北へ行くたびに買ってきた。夫の土産もある。モノを蒐集する趣味は全くないが、こけしだけは、私には家の一部でもあった。
今までも、震度3の揺れがあると倒れた。震災のあと、家の中を片付けたときに余震でも倒れやすいこけしは、段ボールに入れっぱなしだった。空いた棚にはガラクタが増えてきてしまい・・

それを片付けて、今日はこけしを元に戻した。ま、倒れても壊れるものでもない。何だかほっとした。我が家の震災の終結でもある。
地震はまたあるだろう。本棚の上にあった本は畳の部屋の隅に積んだままだ。

部屋の灯を消す冬の遠花火  KUMI
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする