KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

武蔵野探勝吟行・深大寺

2013年04月18日 | 俳句
天気 晴

まことにありがたい吟行地、我が家からは車で行けば20分余りで到着出来る。といっても、夫が送ってくれての話。
暑いくらいの陽気で、水辺と木々の多い深大寺と神代植物園を巡るには快適だった。
虚子一行は昭和13年の4月の初めに行っており、当時は田舎の風景の中にあるお寺さんだったようだ。が、白鳳仏があるくらいだから歴史は古い。

昼食は名物の蕎麦屋で、という一行の計画に逆らって、私は朝の時間に余裕があったので弁当持参。天気の良い植物園で花を眺めながら弁当を開いてみたかったのだ。それに、蕎麦は好物という訳ではないのですすんで食べたい、とは思わない。
という訳で、まだ花の咲いていない薔薇園の脇のベンチで一人で弁当を広げる。薔薇園の向こうには盛りに近い藤が咲いていてなかなかの風景だ。コンパクトデジしか持たないのはちょっと悔しかった。


もうひとつ、お目当ては、多分今年は早く咲いてしまっただろう牡丹園を見ること。こちらは、本当に咲き溢れんばかりの光景になっていて眩しかった。


春、というよりも初夏の季語を使いたい日、たっぷり時間があったので句の数だけはかなり出来た。何句出しても良い午後の句会、15句も出してしまった・・駄句ばかり、と思いつつ。
でも、このところの低迷状態からすれば良い方だったかも。

花園のさまざまの香の暮春かな KUMI

という句を出して選んでいただけたが、帰宅途中の電車の中で気づいてしまった。
「花園」はもしかして秋の季語だったのでは?と。花野、と同じような解釈を見たことがあったような・・。案の定、歳時記を見たら秋の季語だった。ごめんなさい、選んでくださったお二人さま。
なので作り直した。

花の香のあふれ植物園暮春  KUMI
コメント
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