初夏めいて

天気　晴

もうすっかり新緑がすすみ、初夏めいてしまった。
上の写真は楓の花。あっという間にいつもの公園も新緑に包まれてしまった。


少しは俳句も作らねば・・と公園のベンチでぼんやり。吟行句会なら午後の句会のために必死で頭を使うのだが・・とても気持の良い暖かさに背中をゆだねて、何だか眠くなるばかり。
でも昼食までには帰らねば、と、満開の八重桜を眺めて帰宅。普賢象がまさに今を咲き誇っていた。




　　いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重に匂ひぬるかな
という百人一首の歌のように、本当に八重桜の満開はかすかに匂う。しばらくはその下で恍惚としてしまった。普賢象は古くからある桜のようなので、平安時代にも咲いたのだろうか。

咲き満ちて力みなぎる普賢象　　KUMI