KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

武蔵野の柞(ははそ)

2013年12月09日 | お散歩写真
天気 曇

眼科へ行く途中の線路沿いの道の一画に、武蔵野の名残の林がある。いわゆる雑木林、「柞」の林だ。市有地なのか私有地なのかはわからないが、市が管理保存している。常緑樹はまったくなくて、コナラやクヌギだけなので真冬には明るい林になる。
今は、ちょうど散るのに忙しい。


以前は、この林の道路沿いに大木のえごの木があって初夏には道が真っ白になるくらいに散ったものだ。眼科通院が楽しみな時期だった。でも、一昨年だったかその木は伐られてしまった。理由は不明。

昔、我が家のあたりはこんな林が拡がっていたに違いない。東西南北、どこへ行くにもゆるい坂道になっているので水の便が悪かったはずだ。畑にも向かない土地だったろう。狐もタヌキも棲んでいたに違いない。
きっと、水の豊富なハケ(崖)下の人たちは、この林へ肥料になる落葉を集めに来たり、炭を焼くための木を伐りに来たり・・
と、この林のそばを通るたびにそんなことに思いをめぐらせる。

明日は久しぶりに雨、というので今日のうちに眼科へ行ったら、混んでいた。
今年の通院は、あと、リハビリに2回行ってすべてお終い。

山鳩の柞落葉を踏み歩く  KUMI
コメント (2)
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