KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

子規と漱石

2013年12月29日 | 俳句
天気 晴

年末だから何かせねば・・という時期。でも、片付けをすれば捨てるものが出る。それどころではかった、歩けない時期に不燃ごみ収集が終わっていて、ごみを家の中に置いて正月を迎えるのも・・と、もうしないことにした。
という訳で、掃除をちょこちょことする程度で、年末でも読書の暇はある。

10日前の句に
  冬籠り子規虚子碧梧桐来たる KUMI
という奇妙な句を作ったが、実は、「のぼさん・・小説・正岡子規と夏目漱石」という本を買った。
今、句会の仲間とブログ形式で子規のことを書いたりしていて、子規について、今までは深く読まなかった本や資料も読んだりしてきた。(左下のブックマークの「新百合藍生倶楽部」から入れます)
それを小説にしたものなのだ。本はなるべく買わないことにしているが、伊集院静の作品、というので読みごたえがあるだろう、と思い買ってしまった。買った本は一字一句を大切に読むので(かなりケチ?)少しづつ読み進めて昨日になってようやく読み終えた。
漱石との交流に絞っているので、子規をあまり知らない人にも面白く読める。子規についての他の評論などよりも、子規入門書としてはとても解りやすい。ただ、内容の殆どは私が読んだものを参考にしているようで。

家を出ることもままならない日々に読んだせいか、子規の苦痛に較べたら我が身はなんと贅沢な痛み、と思ったり。

年用意まづは仏花を撰りにけり  KUMI
コメント
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