KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

吟行句会・向島百花園

2016年11月20日 | 俳句
天気 晴

今日が最後になるかもしれない、という小春日和。つまりは吟行日和で隔月の句会へ。
10年以上も続くこの吟行句会、なので今の時期は何があるかがよく解っている。でも、年によってその表情は色々で。
園内でいちばん目立つのが櫨の木の紅葉。これは、どこからも見える存在感のある木だ。


そして、菊花展を開いているのが今頃の楽しみ。厚物咲などのいわゆる菊花展のような派手さはなく、嵯峨菊など江戸好みの菊が園内にいっぱい並んでいる。


あれもこれも被写体になるけれど、スマホでぽつぽつと撮った写真。
何しろ、2時間ほどで句を10句作らねばならないのだ。写真に熱中してはいられない。最近、あまり俳句に身を入れていないのでちょっときついノルマ、写真など撮っている場合ではない。






園内で今頃唯一の香を放つジンジャーの花が、まだ咲き残っていた。


実は、亀戸からバスに乗るのに、駅を降りるとちょうどバスが出ていくのが見えた。次は15分も待たねばならない。なので駅ビルでおにぎりを買い、食事の時間を節約して句作りせねば・・外で昼食をとるにはこれ以上の気分良い日はないし。
と、昼食はお茶屋さんで煎茶と落雁のセットを注文、木のベンチでおにぎりを頬張った。


で、四苦八苦の末の句を出した午後の句会、平凡な、当たり前の句しか作れずヒットした句はなく・・でも、終わってみたら、10句のうち8句に点は入っていたから、ま、いいか。
今日、自分としてはいちばん出来が良いと思っていた句。一人にしか認めてもらえなかったけれど。

青空を愛づ冬桜仰ぐとき  KUMI
コメント (2)
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