KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

寒波居座る

2019年02月10日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

昨夜も少し雪が降り、朝にはうっすらと積もった街並みのむこうに丹沢山塊にも雪が見えた。
写真、なぜかブログに載せると元写真よりもボケてしまうのが悔しい・・言い訳めくけれど。

雪の量は少なかったものの低温が続いて、朝の凍結で湾岸沿いの道路は大変だったようだ。北海道のホワイトアウトとは違う雪と凍結に弱い都会の道路。
明日も、寒波は居座るらしい。

昭和から活躍した人たちが次々と世を去る中、お元気と思っていた八千草薫さんが1年前、膵臓がんの手術をしていたことがわかった。現在88歳。そして今、肝臓がんの治療中なのでしばらくお休みします、という発表。
親しくしていた職場の元先輩が、膵臓がんで亡くなってはや10年が過ぎた。私と同じ年齢だった。膵臓がんは治りにくい、と言われる。でも先輩は初期発見で、体力もある方だったから手術出来る、と言われた。が、今更手術しても・・と拒否し、とりえず腫瘍を小さくするために抗がん剤を使い始めたら、その副作用がひどいから、とそれも自分の意思でやめてしまった。独身だったので、暮らしのすべてを始末して、樹木葬を決めてホスピスに入り、穏やかな日々を過ごして世を去った。
八千草さんの話を知り、その先輩のことを思い出した。
どちらも、選択肢としては正しい。高齢になったら、自分の生きたいようにすれば良い。
八千草さんの姿を、またTVでお目にかかれる日が来ることを祈っている。

目瞑ればいづこか雪の融ける音  KUMI
コメント (6)
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