KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

晩秋雑感

2024年11月24日 | 俳句
天気 晴

列島に等しく冬が来たようだ。北国や山沿いの雪の話も増えてきた。
写真は前住のマンションからの、今頃の富士山。このくらいの雪の富士山でなくてはおかしい晩秋・・と思っていたら、一昨日あたりからやはり富士山には雪が増え始めて、今朝の富士山は例年並みの雪となった。


上の写真と同じ方角なのだが、写真に写る邪魔の多いのは仕方がない。スマホの写真のズーム撮り→拡大→切り抜き、で何とか見られる写真にしてみた。

施設の建物は、建つ前は武蔵野の名残りの雑木林だった。いわゆる「ははその林」なので、落葉して団栗を落とす木から成り立っていた。その落葉が肥料となり、武蔵野の畑作=江戸の食料生産を支えた。そんな林が今も少しは残っていて、その一部にこのホームが建ってしまった。貴重な自然破壊のあとに住んでいる。もっとも、東京郊外は皆、そんな場所だったのだから仕方ない。
建物の隣にには林がまだ残っているが、今頃は木々が葉を落とす頃なのに、まだ青々としている。富士山には冬が来たけれど、平野の方は・・
東京に多い銀杏並木は、都心でもやっと見ごろになってきたようだ。
写真は、夫の葬儀の10日くらいあとの昭和記念公園で。私が一人でしょんぼりしているだろう、と、みんなが誘ってくれた。その時の銀杏の落葉を集めるまーちゃんの写真。姿が見えないと思ったら・・


なかなか絵になる光景だったので、写真を撮ってから「銀杏の実に触ってはダメよ、毒があるから」と注意した。普通なら、写真撮るより注意が先でしょ。ギンナンかぶれは面倒だ。「あれダメこれダメ」のダメばあば復活の日。じいじはやさしいままで終わった。

一昨日、帯状疱疹の予防接種を受けた。インフルやコロナと違い、施設で皆が接種する訳ではない。個人的な接種で、インフルが後回しになった。
でも、帯状疱疹の症状が長引いたら、とても我慢出来るものではない。一昨年だったか何十年ぶりで罹病して、症状は軽かった。でも、今は免疫力ダダ下がり状態。この前は三日ほどで痛みは抜けたものの、あの神経痛めいた奇妙な疼痛が長期間続く苦痛を考えると、数万円には替えられない。がんの末期で入院していた母が、帯状疱疹でも苦しめられているのをみている。私も同じ目には遭いたくない。
副作用のない注射かと思っていたら、接種した日の夜は腕が腫れて少し熱が出た。でも、コロナワクチンよりは軽症の副作用だった。でも、もう一回打たねばならない。二度打つワクチンは、ほぼ生涯罹らないそうだ。インフルエンザはワクチン打っても三ヶ月過ぎれば効果が減るそうだ。事実、コロナ禍前の7年前、10月に済ませて安心していたら、3月に罹ってしまった。
私の体調も一気に最終コーナーを周ったような・・ワクチンもそのための準備のひとつ。

これを入力していると、救急車のサイレンが・・と思ったら、パソコンデスクから見える駐車場に救急車が入ってきた。ここに住んで居れば日常的なことではある。でも、何だか「明日は我が身」の気分になりそうな・・
と、厭な気分になったのでラウンジへ出てみたが、患者はこの階ではなかった。先日運ばれた人は、すぐに帰ってきて、今日はいつものように車椅子で日向ぼっこしている。
さて私も、もう少し頑張ろうか。とりあえず、今夜は世界野球の決勝戦を見なくては。

ひとりづつ消えてゆくなり日向ぼこ  KUMI

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昭和が益々遠くなる | トップ |   
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふきのとう)
2024-11-24 17:29:50
句友の1人が夏に帯状疱疹に罹り「しびれ」の後遺症に未だに悩まされています。さほど酷くはなく何かに夢中状態になれば忘れるような「しびれ」のようですが、やはり気にはなっているようです。元来、能天気ですので、今のところ難なく暮していますが・・・「能天気」が江戸時代から使われている言葉だと、最近知りました。それまで流行り言葉とばかり思って居りました。今日は玉のような小春日の1日でした。
返信する
Unknown (小父さん)
2024-11-24 21:22:13
>とりあえず、今夜は世界野球の決勝戦を見なくては。

今テレビのスイッチを入れてみました。
4対0で負けているではないですか!
朝、解説の落合氏が「勝たなければ何もならない」と話していたが、どうせ又勝って全勝だろうくらいに思っていました(汗)

>パソコンデスクから見える駐車場に救急車が入ってきた。ここに住んで居れば日常的なことではある。

明石病院に入院していた時、頻繁に救急車が入ってくる光景を思い出しました。

>何だか「明日は我が身」の気分になりそうな・・

そんなことが無いようにお願い致します。

帯状疱疹に知っている人がかかったという話を聞いていましたが、そのような症状でしたか。
全く知りませんでした。

よくこちらで拝見するあーちゃんは、こんな頃からのお付き合い(笑)だったとは!
私はこんな可愛い姿を見るとついつい気になります。
声掛けたり、あやしたりする行為は極めて下手なのですが・・・。

>施設の建物は、建つ前は武蔵野の名残りの雑木林だった。

小説か詩にも出てきそうな武蔵野の気がしますが、有名な本はありませんでしたかね?

>その落葉が肥料となり、武蔵野の畑作=江戸の食料生産を支えた。

興味深いです。

>上の写真と同じ方角なのだが、写真に写る邪魔の多いのは仕方がない。

でも冠雪すると綺麗な富士そのものは望めるのですね。

テレビは「アウト!」大喜びですね。

いやはや、ブログと野球情報も知ることが出来て明朝のラジオ体操につづくウォーキングでの話題について行けそうです(笑)
さて、ゲームの結果はどうなることやら?

有難うございました。
返信する
ふきのとうさん、能天気になれる健康 (KUMI)
2024-11-25 10:10:59
能天気、と言えるだけ免疫力がおありなのですよ。子供の頃からあれこれと故障続きの私は、今思えば免疫力に恵まれなかったのでしょうね。帯状疱疹は免疫力のないところを狙うみたいですから、ふきのとうさんは大丈夫かもしれません。ともかく、運が悪いと半年以上も神経痛症状が残るようです。
免疫力アップに、小春の日を浴びての日向ぼっこくらいしか、私には出来ませんが、気分良く浴びています。
返信する
小父さん、本気度のなかった日本 (KUMI)
2024-11-25 10:26:11
選手は一生懸命だったのでしょうけど、ちょっと若手に頼り過ぎで、WBCの時みたいな迫力がなくて。
がっかりでした。

邪魔の入る富士山の光景ですが、数歩歩けば毎日見ることが出来るのは幸せです。
窓から見える部屋もあるのですよ・・私は途中入所でしたので部屋からは無理でした。

帯状疱疹は、女性の方が多いようですね。
軽く済めば数日でケロリ、ですが、長引くと不快です。
命に関わらない病気だし・・と思って高額のワクチンを打つ人は少ないようです。
でも、数日で消えたあの神経痛のような痛みが何ヶ月も続く、と考えると・・
もう、これ以上の苦痛はなるべく避けたい高齢です。
太陽浴びてお散歩されて、免疫力を上げてくださいね。
返信する
小父さん、名前、間違えました (KUMI)
2024-11-25 10:34:00
あらま、「まーちゃん」の名前がまーちゃんの母親の名前になっていました、
混乱させてごめんなさい。
返信する

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事