KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋は足元から

2019年08月18日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇

昨日の猛暑よりはマシになった気温で、風を涼しく感じた。が、体調は相変わらず。

写真は、買い物に出たとき見つけた、家の前の杜鵑(ホトトギス)草。猛暑でも花は秋になれば咲く。病院と駅前スーパー以外は行かない日々なので、散歩に行ったらもっと秋を感じさせてくれるものがあるに違いない。
それにしても、今年はサルスベリの花があまり咲いていない。わが家を出てすぐのところの市道がサルスベリの並木になっていて、いつもならみごとなピンクの花盛り、の季節というのに。多分7月の梅雨寒が長かったので、蕾が育たなかったのかもしれない。

実は、眼鏡を早く作り替えないと、カメラのファインダーを覗いても焦点が合ってるのかいないのか解らない。スマホは、やみくもにシャッター切って撮っても、上の写真くらいにはなる。
白内障は乱視までは治してくれないのだから仕方ない。術後一ヶ月は視力が定まらない、というけれど、来週の術後の最終診察で、作れる時期を確かめておこう。早まることを祈る気持。
今まで外出用に使っていた乱視の眼鏡で、辛うじて読み書き・パソコン・スマホは使えるし、裸眼でもある程度は「判読」できるのは助かる。でも、TVがよく見えないのでとっても疲れるし、外出時、ちょっと離れたところは見えない。近視から乱視・老眼、と眼鏡暮らし60年・・眼鏡を作り変えるのが生涯の最後になるかもしれない。

暁の窓を開けばつくつくし  KUMI
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白内障手術番外編

2019年08月17日 | 病気のこと
天気 晴 36℃

これが今年の最後の猛暑、というから信じることにしたい。
涼しさはサギソウに求めるほかなくて、今日も登場してもらった。

という日、夫の退院なので9時過ぎに家を出て病院へ。徒歩15分とはかからない距離、その時刻なら片蔭があってまだ涼しさも残っていたが・・暑かった。帰路は荷物もあるしいつものようにタクシーで。
とにかく、この三日間は台風のせいもあって体調最悪。気圧の低さと湿度の高さがずしりと体にこたえる。せめて湿度だけでも消えて欲しい。

さて、眼がよく見えるようになったものの、そのために困ったことがある。
私は飛蚊症があって、でもさほど気にならない程度だった。日によって違うし、虫が朧げに目の前を横切る・・ということは、他の人にもよくあるらしいので諦めていた。
そして手術して明るくなった目に、術後すぐから、くっきりとした黒い虫が飛ぶようになった。簡単に解る方法で説明すると、アニメ「となりのトトロ」に出てくる、「まっくろくろすけ」の小さなヤツが始終左眼の前を飛ぶようになったのだ。
そのうちに消えるかな、と思っていたら、一向に消えない。今日、ネットで調べると・・
水晶体がすっきり綺麗になったので、「飛蚊」がくっきりと見えるようになったもので、仕方がないのだそうだ。
耳鳴りと同じで、一生付き合うことになる「まっくろくろすけ」。気にしないことしか方法はなさそうだ。
飛蚊症の方、白内障の手術をしても眼の中の虫は退治出来ません。

眼のなかの虫のよく飛ぶ秋暑かな  KUMI
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残暑盛ん

2019年08月16日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇のち晴

日本海に抜けてを東へ進む台風という、関東には影響のないはずの距離なのに大きい台風なので昨夜から風雨が。そして朝には雨は止んだものの、風がいちにち吹き続けた。

写真は、2年前の昭和記念公園の「サギソウ祭」に行ったときのもの。去年も行ったものの、大風の日で、小さくて繊細なサギソウの写真は失敗だらけ。一昨年は旨く撮れたけれど、古いカメラで色はちょっと・・
今年はもう終わっただろうか。どこにも行けないまま夏が終わっていく。本当は立秋過ぎれば歳時記では秋。句を作るのも季語は秋でなくてはならないはず。でも、暑さ続きではそんなことは言っていられなくなった。当分は句会にも行けないし、ま、いいか。

先週、白内障手術で入院している二日間、ベランダの花にまったく水を遣らなかった。本当は夫に頼んでおいたのだけれど・・朝顔は萎れ切って蕾がみな枯れ落ち、ポーチュラカも茎がやせ細っていた。水を遣ったら、朝顔は何とか葉っぱは回復。でも花は咲かない。
ポーチュラカは、ようやく花を咲かせ始めた。


少しだけ、ベランダが明るくなった。

夜の窓を打ち続けたる野分かな  KUMI
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八月十五日・祷りの日

2019年08月15日 | 俳句
天気 時々大雨

西日本を縦断する台風の余波の雨が、時々強く降る一日。
写真は百日草。今はジニア、と英語表現をするらしい。子供の頃に住んでいた村では、お盆の切り花としてどの家も庭に咲かせていて、私の好きな花だった。
終戦の日になると、この花を思い出す。
当時、東京から疎開した我が家は、母の実家の遠縁にあたる大農家の離れに暮らしていた。その日、玉音放送を聴くため、大人たちは母屋の縁側に置いたラジオの前に整列していた。我々子供は、静かにしていなくては・・という空気だけは解っていたと思う。大人たちから離れたところで、私は退屈な「放送」を聴きながら、庭先の百日草の間をちょろちょろしていた。色とりどりの花の林は、4歳になったばかりの私の背丈ほどに思えた。終戦のあの放送よりも、百日草の方が私には記憶に残っている。
という日は、義弟の忌日でもある。夏休みを友人と好きな海釣りに行っだ伊豆の海で、台風の余波の大波に攫われた。29歳、秋に結婚を控えていた。その2年前に義父母を相次いで病気で亡くしていたから、長男の我が家は親替わりでもあった・・・・

今日は夫の見舞いに、亡甥の奥さんが来てくれた。当時近くに住んでいた甥は、4歳になったばかりの娘を残して急死した。その日が8月13日。その娘は高校受験で勉強に明け暮れている。
悲しみの記憶はどんどん遠くなっていく。それでも、この時期を楽しく過ごせることはなかった。今年もまた。

おとうとの忌日や供花と缶ビール  KUMI
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蝉を泊める

2019年08月14日 | 俳句
天気 一時雨

写真は、家の前で見つけた、豪雨のような俄か雨に濡れた空蝉(蝉のぬけがら)。よくもまあ、あの雨にめげずにしっかりと掴まっていること・・と感心した。

実は、昨夜、蝉を一匹室内に泊めることとなった。もしかして、その蝉の着ていた殻かもしれない。
寝る前、未明に雨になるかも、と聞いていたのでベランダのサンダルが濡れるといけないと思い、片付けようとガラス戸を開けた。すると、蝉がジイジイ言いながら家の中に飛び込んできてしまった。わが家のベランダ、よく夜でも蝉がやってきている。外から室内を覗かれる心配のない高階暮らし。レースのカーテンは閉じていても遮光カーテンは閉じていない。その光をめがけて夜も起きている蝉がやってくるのだ。おまけに今、階下は無人、お隣は長期の留守。わが家の光が目立つのだろう。
ベランダは許せるものの、室内まで入り込むのは困る。あちこちにぶつかってジイジイとうるさいこと。夫が入院中で良かった。多分、「早く捕まえて外へ出せ」と言うに違いない。実は、自分では蝉を捕まえることの出来ない都会のど真ん中育ち。いつか、蝉一匹のために大騒ぎになったことがあった。
ま、いいか、都会育ちのうるさいジイサンは不在、暗闇になったら蝉も眠るだろう・・
と、蝉は友達くらいにしか思っていない田舎育ちなのでそのまま寝てしまった。

朝、蝉のことはすっかり忘れてカーテンを開いたら、ガラス戸の桟に落ち込んでひっくり返っていた。明るくなったからか、ジイジイと声を出すからまだ生きていたのだ。つまんで外へ放つと、勢いよく飛んでいった。良かった良かった・・蝉といえども室内で往生されては気分が良くない。

午前中から、大雨警報の鳴るような雨が通りすぎたり。台風の影響が少しづつこちらにも来たようだ。
雨の合間に病院へ長袖のパジャマを持っていく。半袖で大丈夫、と本人は言っていたが、エアコンは思いのほか効いていたのだ。私は長袖で入院したのであまり寒いとは思わなかった。帰路は雨が来る空の色。歩いて帰宅の途中にゲリラ豪雨はごめんなので、駅までのバスに乗り、降ってきたら駅前で雨宿りがてら昼食を・・と思っていたら、その通りになった。
30分ほどカフェで雨の上がるのを待った。


大型台風は西日本を直撃のようだ。明日は、山陽新幹線が全面ストップだという。大きな被害がないことを祈る。

空蝉の雨を弾きてかがやける  KUMI 
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