KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

真夜中の騒動

2022年11月24日 | 俳句
天気 晴

昨日の試合は、前半を見ただけで勝つ気配もないのでテレビは消しスマホで関係ないyou tubeを見ていて・・朝になって結果を知り、最後まで見れば良かった、と思う自分のあさはかさ。

さて、それどころではない事態がそのあとに起きた。
ぐっすり眠っていたら、警報が鳴って「火事です、火事です、火元は4階、落ち着いて避難してください」と、いう大音響のお知らせ。火事、と言われてもベランダのガラス戸を開いてもその気配はないし、廊下との境のドアの下は少し空いているが煙の気配もない。火事は経験しているので、近くではないから慌てることはない、と、バッグにスマホを入れて・・すると「ただいまの火事は誤通知でした」みたいな放送が続いた。が、それが終ると「火事です、火事です」テープが元へ戻る・・どうなってるの?時計を見ると1.30とある。

そのうちに外が騒がしくなり、仕方ないので廊下へ出てみると消防士がわんさか居て、ベランダ側の駐車場には消防車が・・何よ、これ。
消防士は各部屋を全部、点検した。何しろ災害弱者の高齢者ばかり、万一を思い点検するのは有難いけれど、もう、眠らないと・・
結果、何事もなかったのだが、廊下はいつまでも騒がしく、眠れる訳がない。火災報知器の誤報は、勤めていた職場では始終あり、火事の警報はもう「狼少年」になってしまっていた。が、私の職場で真昼の放火事件があって本物のボヤになったことがあったり・・ということを思い出し、余計に眠れなくなった。
そして、事実が解ったのは事務所が開いてから。所長が一人一人にお詫びと説明に来た。入所者が誤って火災報知の本機・・消防署にまで通じる器械・・のボタンを押してしまったのだという。どこにあるのか私は知らない。どこから探しだしたのか。「犯人」は誰、とは無論言わないが、今まで、4階にはそんな深夜に歩き廻る「問題老人」は居なかった。でも最近入所した「帰りたい症候群」の〇✖さんが夜中にも歩き廻っている、という話は聞く。

一日中眠くて、目眩がひどくて、でも今日はネット句会の日。何とか頑張った。自分もいつ認知症になるか解らないから何とも言えないのが悔しいが、「犯人」のジイサンをぶん殴りたい気分だ。何事もなかったみたいに、本人は昼間、いつもと変わらずノーマスクでフラフラしていた。もしかしたら、もう夜中の騒ぎも忘れているのかも。

今日の句会の句から。いちばん自分で気に入っている句。

散り急ぐ木の葉よ街を横つ飛び   KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

W杯始まる

2022年11月23日 | 俳句
天気 雨

いちにち冷たい雨で、明日晴れたらこんな空になるのかもしれない。2年前の写真。大分街の樹々も葉っぱが寂しくなっているし。
昨日の朝の富士山。また化粧し直して真冬の富士になった。昨日は早朝しか見えなかった。毎朝来ている鳩の番(つがい)が写ってしまった。



サッカーは、正直、あまり好きな球技ではない。でも報道に踊らされるタチなのでワールド、と名がつくと興味は湧く。え、夜の10時キックオフ?最後まで見たら12時ですよ、どうします?別に明日早起きする必要はないし・・悩む。ここへ入所する前なら、12時までは起きていたけれど、ここでは11時以後は眠ることにしていた。
さて、迷う。どうせ、ドイツに勝てる訳がないのだから、最後までは見る必要もないか。

そのワールドカップ、いつもなら一番盛り上がるヨーロッパがさほどでもないのだそうだ。開催が、夏ではなく冬になってしまった。もう寒くなり、ロシアのせいでエネルギー不足の今年、盛り上がる気分になれないらしい。エネルギー不足と物価高は、日本よりはるかに深刻なようだ。なんだかんだと言っても、今の日本、円安で国が安っぽくはなっているけれどまだ暮らしやすい国なのかもしれない。エネルギー源をロシアに頼り過ぎたヨーロッパの国は、大変なようだ。イスラム教の国と仲良くしていて良かった、というところかも。詳しいことは知らないがカタールからも相当量のエネルギー輸入があるらしい。

中継を見るかどうか、まだ、悩んでいる。


冬の雨猫背の人の増えさうな  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散り紅葉

2022年11月22日 | 俳句
天気 晴のち曇

テレビで京都の寺院の散り紅葉の風景を放映していた。昔、行ったことのある光悦寺。やはり今頃だったような・・本当に綺麗だったのを思い出した。

まだ、こちらの散り紅葉は早いかも・・写真は、よく通った吟行地・川崎市の生田緑地の2014年の紅葉。ここはあまり人の通らない場所で、真っ赤に色づく楓が数本あるだけの場所だったので紅葉の名所ではなかった。川崎市民家園に隣接する場所、吟行に行ったときあまりにも綺麗だったので、その数日後、民家園とここを一人で撮影に行った時の写真。

最近、というか今年の秋は、今まで行ったところの写真や人さまの旅の写真など眺めても、又行きたいという気分があまり起きない。
多分、とてもこの体力では近場ですら行けないし、行っても楽しめないし、と妙に「悟り」を得たのだろう。もう、写真を撮ったころに戻ることは不可能、しかも今出かけるにはマスク着用してコロナに気を付けて・・などと制限のある行動では、楽しめる訳がない。正直なところ、私は、1秒でもマスクはしたくないほどマスク着用が難行苦行なのだ。最近は、心臓機能が半分か6割くらいになっている、とドクターが言うように余計苦しい。今は道路を歩くときはマスクなしだが、それでも息苦しいのだから仕方がない。
でも館内は部屋を一歩でも出たらマスク、という今の暮らしにガマンしているのは、クラスター起こした時の閉鎖生活を二度も味わっているから。自分一人で済むことではないので、自分が感染源になるのも怖い。
もう、あちこち出かけて旅の楽しい時間はたくさん過ごしたし、美しいものもかなり眺めてきたし・・もういいや、という気持かもしれない。
もう一度海を見たい、と思い、少しでも元気になれた頃に姪が連れていく、と約束してくれたけれど・・それも、もういい。夫と行った最後の旅で、懐かしい瀬戸内海の風景を満喫したし。

今は、せめて先月のイレウス入院前の体力に戻って、いつもの散歩道だった公園の散り紅葉が見られたら・・
公園の銀杏、2年前のものなので、ここへ来てから行ったのだろう。


紅葉且つ散るやこの景ひとりじめ  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たかが「ささくれ」、されど・・

2022年11月21日 | 俳句
天気 雨のち晴

午後、雨が上がったのでコンビニへ通販の支払いに行った途中の、児童館前の花壇。マリーゴールドが手入れよく咲いていた。
その手前の家に咲く皇帝ダリア。今年は咲かないのかと勘違いしたのは、一ヶ月くらい前、まだ何も咲かない時期に逆光で遠くから眺め、勘違いしたようだ。
本当は家が入るので写真にはしない方が・・でも、どこの家か特定は出来ない平凡な二階の窓なので許してください。


朝、NHKの「あさイチ」という番組で「指のささくれ特集」をしていた。いつもなら、連続ドラマを見たあと、余程興味がなければテレビは消すのだが、「ささくれ」には興味格別。ささくれが元で3ヶ月以上も右手中指が使えなくなり、酷い目に遭い、やっと治癒しかけてきて久々に右手で箸を持てる身になったばかり。そりゃ、興味ありますよ、自分の不注意で化膿させてしまった、たかがささくれ、されどささくれ・・夜も眠れないくらい痛んだこともあったし、入浴の際の指サックの用意やら、包帯を日に何度も巻きなおしたり、その他色々・・イレウスで緊急入院の前にやっと9割は治ったのに、指は訴えても何もしてくれず病院でほっておかれたら退院のときは又化膿したり・・

さて、悪化しなくても、「ささくれ」には若い頃から悩まされた身、せめて予防の方法でも、とテレビを見ていたのだが、何と、「ささくれ」は病気とは認められていない症状なので医学全書には載っていないのだと。皮膚科のドクターも、ささくれを病気として扱ったこともないという。
でも、化膿すれば私のように「ヒョウ疽」や「蜂窩織炎」になる場合がある。昔から「ささくれが出来るのは親不孝の証拠」と言われた。私は始終出来るので、やっぱり親不孝なんだ、と悩んだものだ。
でもそれは、たかが「ささくれ」と放置していると昔の暮らしでは土などの菌が指先の傷から入り、命とりの病気になりかねない・・その戒めだったのだろう、と。要するに「親より先に死ぬは親不孝者」と言われた、その原因になってしまわぬための戒め。日本人って良い心がけだったなあ、と思う。「夜、爪を切ると親の死に目に会えぬ」に通ずる戒めだ。灯りの少ない昔、夜になって暇が出来てやっと爪を切る・・暗くてつい指を傷つける・・菌が入って命とりになって親より先に・・

とにかく、ささくれは出来ぬようによく手入れをすること、しか方法はないようだ。私は洗剤かぶれなど、化学薬品にはアレルギーがあり、病院の洗面の石鹸を使ったあと、よく洗い流さないと、すぐに「かぶれ」が出る。コロナになってからはアルコール消毒などでもかなり荒れた。家事はしなくてもそんなことで手に良いわけのないコロナ生活、ことに施設内ではやたらに消毒させられて・・私はマスクの方が大事な気がするけれど・・指は荒れ放題だった。
なので、十分にハンドクリームを使っていたのだが、どこかに傷があったのだろう、化膿してしまった。今日の放送で、皮膚科のドクターが「爪の間も脂分が行き届くような手入れが必要」とのことで、でも私がそこまで気配りするようになったのは指が化膿してからのこと。
やっぱりねえ・・これからは多分、大丈夫。最近は毎日3回くらい、一度に小さじ1杯ほどのニベアを使い手入れしている。なので今、私の指先は「手指タレント」になれるくらい手入れが良くて美しい。といっても指先の第一関節までと爪、だけの話。あまり美しくないカタチは見ないでください。

母に似て皹(ひび)荒れの出来やすき指  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身体機能低下・・なるほど

2022年11月20日 | 俳句
気 曇のち雨

これも3年前、昭和記念公園で撮った花梨の大木。枝の上の方に鳥がたくさん止まっていたので撮ったのかもしれない。今は、頚椎が痛くて空を見上げることが出来ないのでこの写真は無理かも。
昨日の膝掛と一緒に通販で注文した、超のつくほど薄くて軽いダウンのベスト、今朝、食堂へ行くときに初めて羽織ってみて気づいた。あら、ファスナーが付いていないわ。ボタン穴もなくてスナップになっている。買ったときには気づかなかった。ダウンのコートやジャケットは持っているが、みな、ファスナーが付いている。
やっぱり値段も手ごろだったし、何だか安っぽいなあ・・と思いつつスナップを嵌めていて、ハッと気づいて。

この通販、カタログは中高年向けのものしか売っていない。去年買ったカーディガンはやたらボタンが大きくて、老人向けって野暮ったいわ、と思ったものだ。でも大きいボタンは掛けるのにとても便利だった。
そういうことだったのだ。
100歳近いちょっと元気なお姉さまが、結構お洒落で、でもセーターは襟ぐりの大きな頭からかぶるものが多かった。すてきな新しいセーター、「娘が買ってきてくれたのよ」と言っていたが、それも、前開きではない。去年のことになるが「被るのは着るときに面倒ではありません?」と聞いてみた。すると彼女、「私、リウマチをやったことがあって指の関節が曲がってるからボタンは苦手なのよ」と。
私は年をとってからは逆にカーディガンが多くなった。なぜかというと、通院のとき注射やら採血やらをするのに、上を脱がねば・・ということが多い。眼鏡をしていることもあり、頭をくぐらせてセーター脱ぐのは面倒だからカーディガンが増えたのだ。

納得、納得。私も右手中指はまだ少し痛みが残っているので包帯は巻いていて、まだまだボタン掛けは左手に頼っていて不便だ。私はいずれ治癒する日があるけれど、そうではない、指の変形した人や力のなくなった人は大勢居る。ファスナーを閉じるのも、小さなボタンを扱うのも不自由な高齢者や障害者の存在を忘れていたとは・・と、少し反省した。
そして、簡単な作業なら右手でも左手でも出来るという自分の体質に、今更ながら感謝したくなった。完全な右利きだったら、左手だけでのボタン掛けも不自由なのかもしれない。

セーターを繕ふ母に灯の暗し  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする