KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

冬仕度

2022年11月19日 | 俳句
天気 晴

日の出時刻の少し前に目が覚め、カーテンを開いたら目の前の建物のガラスが日の出を映して燃えていた。前の住まいではよく見る光景で、ビル全体が燃えているように見えて、本物の火事かと思ったこともあった。実際の色は、写真よりも赤くて火のように見える。
帯状疱疹のチクチクの痛みは、やっと治まりつつあるようで、昨夜は痛み止めを飲まずに眠れた。やっぱり1ヶ月かかる、ということだろう。ひどい人は何ヶ月も苦しむそうだから、再発の私は軽症で済むらしい。他にも病気の症状がたくさんあるのだから帯状疱疹様、もうそろそろ、お終いにしてください。

さて、私は手足の指先に血の通わないくらい寒がりで血流の悪い体質なのに、一日じゅう陽の当たらない部屋に住む。入居を決めるときに「少し朝日は当たるけれど窓から前の建物しか見えない2階の部屋」と「北側は眺望抜群、高い建物は何もなくて安心して窓を開けられる4階の部屋」のどちらかの選択になった。何も見えない部屋はちょっと・・と2階は最初から部屋も見なかった。でも4階ならドアの外のラウンジへ出れば陽も当たるし富士山も見える。ということで、今の部屋を選んだ。
以後、南側の部屋が空いたりして移る機会はあったけれど(今も日当たり良好・眺望抜群の部屋が空いている)、同じ建物内でも引っ越しは引っ越し、色々面倒だ。それに、前住者をよく知っていると、空室になった事情まで分かっているから、事情によってはちょっと・・となる。他の施設へ移ったり家族の元へ引き取られた方のあとなら良いが。
おまけに、私はそうそう長生き出来る病気ではない・・筈。

そんなことで寒い冬を二度も過ごした。今年はもっと体力が落ちているのでキビシイかもしれない。夜は厚い羽毛布団に電子レンジで温める「湯たんぽもどき」で充分に暖かい。でも昼間は・・温風機で空気は暖まるが、膝から下はなかなか暖まらない。一昨年、だったか、足元だけ暖める充電式のモバイルバッテリーを使う「座布団もどき」を買ったのだが・・先日使おうとしたら、バッテリーのコードの接続部分が弱くなっていてすぐに電源が切れる。たいした品物でもないし、もう十分使ったので、通販で140㎝×80㎝の大きさの「電気ひざ掛け」を買った。洗濯機で洗える、というのも助かる。


これ、今のところ快適です。床のカーペットの上に置けば床暖房にもなる。

もっとも、廊下は一日中暖房しているので、床は意外と冷たくはない。ただ、パソコンデスクは接続機器の関係もあって北に向いた窓のそばで、夜はとっても冷える。なので、足元から首まで温まれる膝掛の大きさが有難い。
さて、これでこの冬も生き延びることにしよう。

わが寿命信じて済ます冬仕度  KUMI
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始まっている介護士不足

2022年11月18日 | 俳句
天気 晴

写真は、昨日の写真と同じ日の昭和記念公園の皇帝ダリア。青空のとってもよく似合う花だ。
ここの近所の家の裏庭に咲いていたが、今年は咲かない・・というか大風で倒れてしまった? 個人では手入れがとても難しい花のようだ。何しろ、戸建ての家でも2階の窓から観賞する花だから。

昨日の新聞に、介護福祉士の専門学校が次々閉鎖になる、という記事があった。新聞はスマホで契約しているので、さて、記事をどうやったらここへ掲載できるのか・・パソコンからも見られるようにすれば良い訳で。でも面倒です。
それは別として、介護福祉士はこういう施設でもとっても重要な位置を占める。国家試験も結構難しいらしいし、介護士として3年(だったかな?)の実績を踏まねばならない。介護の現場の経験と社会福祉の知識を身に付けるには専門学校がいちばん早いのだが・・入学希望者が年々減っているのだという。
仕事に見合う収入にならない、というニュースが広まって(実際にそうかもしれない)若い人たちに嫌われている仕事の一つになってしまったようだ。当然、入学する若者も減るから学校も消滅する。でも、要介護の高齢者は増える一方なのだ。
確かに、介護の現場はキビシイけれど、介護福祉士になればケアマネージャーへの道もあり、年齢を重ねれば少しは体力的にも楽な立場になれることもあるようだけれど・・
ここの介護福祉士やベテランの介護士、始終、系列の他の施設へ転勤になったり新しい施設へ手伝いに行ったり。この施設にそれだけの余裕があるとは思えないのに。結構大きな会社なので人数は揃えられるだろうが、ある日突然、知らない介護士さんが来て、要介護ではない私でも戸惑う。どこまで引きつぎされているのか、食事時間の前にドアをノックして大声で「食堂へ下りて下さいね」と声を掛けてくる。
不要なこと。私は一人で行けます、大声出さなくても耳だけは丈夫、食堂へ行けない体調なら事前に連絡出来ます!!と叫びたくなる。
夜勤の見回りも、決まりでは夜8時から朝4時まで2時間置きに部屋を確認する。でも、10時過ぎまで起きている私の部屋の8時の確認は省略してくれる。8時なんて、もっとも寛いでいる時間なので部屋のドアをこっそりでも開かれるのはとても不愉快だ。逆に、退院直後の体調の悪い時は頼りたいこともあるから、見回りしてくれた方がいい・・でも、そんな気配りも、人が替わってばかりでは期待出来ない。

「団塊の世代」がどっと後期高齢者となる、あと数年後からの日本が大変なのだという。高齢者は増える一方、世話をする若い世代は減る一方、おまけに嫌われる仕事。今でも人手不足のこの現場、どうなることやら。どんなに高齢になっても「自分のことは自分で」出来るようにしておかないと・・認知症になるなんてもってのほか。自分で考えて行動出来るようにしておかなければ。
病気だらけの私は長生き出来ないつもりでは居るけれど・・運よく(悪く?)このまま生き続けるかもしれず、恐ろしいことになりそうな気がしないでもない。


あるじ待つ犬に枯葉の舞ふばかり  KUMI
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帯状疱疹のその後

2022年11月17日 | 俳句
天気 晴のち曇

紅葉の写真を見たい、と思ったら、4年前のちょうど今頃、昭和記念公園へ行ったときの写真があった。夫と行った最後になる。このあと、夫の肺がんが見つかってあっと言う間に一年後には彼の世の人となってしまった。でも、この日は私に付き合い、立川駅から歩いてかなり散ったカナールの銀杏を眺め、広場を横切ってお目当ての日本庭園の紅葉を見に。12000歩、とあるから私も元気だった。たった4年で今の私の情けない弱りよう。



広場からの富士山。よほど空がすっきりしていないと、この時期にここまで見えることは珍しい。

さて、帯状疱疹に襲われてもう1ヶ月近くにもなる、その顛末は・・
他の諸々の症状に埋もれてはいるけれどまだ治癒していない。再発は軽く済む、と言われ軽症のようで、湿疹はかなり薄くはなって目立たないが(といっても、腰回りだから人目に晒すことはない)昨夜・・というか今日の明け方には痛くて痒くて眠れなかった。まだ、チクチクと痛む箇所があり、治っていく乾いた湿疹が痒くて、「二重苦」になってしまった。仕方なく起きて軟膏を塗り痒みを楽にして・・でも、2時間くらい悶々と眠れなかった。始発電車の音を聞いて眠りについたけれど、昼間も眠くて痛くて痒くて、が続いている。
眠れない痛みの時に、と訪問医に処方されたカロナール、何で10回分しかないのよ、と思いつつ、もう我慢の限界で又飲んでしまった。湿疹が股関節の周囲にも残っているので、動かすと痛み運動も出来ない。せめて、と転倒防止のストレッチを少しは欠かさないのだが、股関節を動かさないと意味がない。

・・という、現状です。昨日・一昨日はさほど痒みはなかったのでそろそろ1ヶ月で治るかなあ、と思ったけれど無理そうな。トホホ状態です。

最近はコロナによるストレスが関係するのか、帯状疱疹の患者が増えているのだそうだ。ワクチンの宣伝もしているし、私も打とうかな、と内科医に相談しようと思ったら罹ってしまった。インフルやらコロナやらワクチンが多くて帯状疱疹までは・・と思う人が多いだろう。でも、インフルもコロナも怖いけれど、執拗な帯状疱疹も辛いですよ。多少経費がかかっても接種をお勧めしますですよ。ま、他人に迷惑かける病気ではないから自分だけ我慢すれば済むけれど。今夜は眠れるかしらん?

昨日の句会に出句した句から。人気は今一つだったけれど私としては気に入っている句。

凩の坂東太郎越ゆる夜   KUMI
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ひきこもる

2022年11月16日 | 俳句
天気 晴

写真のように、窓の外はおだやかな小春日のように見えた。少しでもリハビリ歩行を、と思いつつ、なんだかんだと理由を付け自分に言い聞かせて一日、ひきこもってしまった。
一週間前の化学療法の点滴、今回はあまり副作用がないと思っていたら、昨夜は頭痛がして、今日の午前中はお腹へ来て、この息苦しさももしかして副作用?
ともかく、トイレ関連の副作用はちょっとのお出かけでも困るので、それを自分に言い聞かせてスーパーへ行くのをやめた。その代りにネットスーパーに注文。そうそう荷物をたくさん持てないから配達の方がいいか・・と思いつつ。
感染者が東京都はとうとう1万人越えとなった。これから年内は増加していくだけだろう。ここにも又感染の波が来てクラスター? ノーマスクの認知症の人が増えていくので、今度クラスターが起きたら夏よりもキビシイかもしれない。今のうちに買えるものは買い溜めしておく方がいいかも。

昨日は、ネット句会の締切日で、何ヶ月ぶり?今月は参加してみた。題が「時雨」「凩(こがらし)」と馴染みやすいものでもあったし、何となく句も作れてしまった。参加者10人余りの小さな句会、でも巧みな句が並び、負けた、という感じだ。でも、句を作る機会をいただけるのも取り仕切っていただける(俳句の)先輩のおかげ。有難いこと。
出句の作品を読み返したり選句したりで、午前中は時間の過ぎるのが速かった。

街燈の明るき街の時雨れけり  KUMI
(句会には出さなかった句です)
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ほんとうの黄落期

2022年11月15日 | 俳句
天気 雨のち曇

写真は昨日、昭和記念公園の銀杏並木を、一番美しく見える立川からの正面入り口から撮ったもの。無論、私が行ける訳もなく、いつも色々力になってくれている後輩が行ってきた、という写真をスマホで送ってくれたもの。少しトリミングしているので、パソコンからは写真が鮮明ではないかも。
地面の銀杏の葉っぱの方が多くなる時期で、まさに黄落の最盛期。でも、写真では美しいけれど、「現場」は結構ギンナンが匂って足元注意、を怠ると靴底に・・
夢のない話、ごめんなさい。

昨日今日と秋から冬へ移行の天気図、体調最悪で、もう、体が自分のものではないくらいフワフワになっていた。パソコンの前でじっとしているのは平気だから、ブログを書くことは出来る。でも、書く内容が体調の悪さばっかりでは読む方がうんざり・・だろうと思う。おまけに自分で見聞きしていて書けることは、認知症の話ばかり。
何でこんなに色々と問題児ならぬ問題老人が増えていくのだろう?
食事の間じゅう、「助けてください、助けてください」と叫び続ける人が居る。毎食ではないが、鼻から酸素吸入しているのに、何と大声の出ることか。30分も叫び続けるなんて、私にはそんな元気はない。
そういう、周囲に迷惑になる入所者は別の場所で介護士が付きっ切りで食事の世話をするのだが・・多分、その人手がないのですねえ。無論、かなりの費用がかかるので、家族の負担の問題もあるかもしれない。

朝は元気に歩いていた女性が、突然車椅子で昼食に現れた。どうも、転倒して腰を痛めたらしい。ちょっと動いただけで「痛い痛い」を連発している。わ~気の毒。
「トイレに行きたいのよ、我慢出来ない」
「そんなに痛くては無理でしょ。トイレに行かなくてもそのまま用が足せるように看護師さんが〇〇を履かせてくれたから、大丈夫よ」と介護士さん。耳が少し遠いのでどうしても会話が周りに聞こえることになってしまう。要するにそれ用のパンツにしてあるから今はトイレへ行く必要はない、と言うのだが・・認知症になりつつある本人はそれが納得出来ない。初めてなのだろう。その気持は解るけど・・
でも、食事の配膳の最中にそんな話を聞かされ続けてはたまったものじゃない。
「部屋へ帰る」と言い出し、自分で車椅子を動かそうとしても動かない。そりゃ、ブレーキ掛けてあるから。俄か車椅子使用者が自分で操縦できる訳もなく・・隣席の認知症のジイサンが立ちあがり、「オレ、押してやるよ」「ダメダメ、もう少し待って・・」と介護士さんがとんでくる。とにかく、他の人たちへの遅れた配膳の解決が先決問題。

どこを見ても、明日は我が身。転倒が何よりも恐怖だ。病室で尻餅ついて打撲だけで済んだ私は(治るまで半月以上もかかった)本当に運が良かったのかもしれない。

何だか、こんなことしか書けない日々、書いている自分も哀しくなってくる。

猫の眼の出窓に光る冬の雨  KUMI
コメント (8)
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