3月最初の今日の札幌は、イギリスの諺にあるとおりの強い風が吹いている。そして夜に入ってからは4月を先取りするような雨が窓を打っている。これが本当に5月の花を咲かせてくれるのであれば良いが・・・本家のロンドンではこのところ寒暖の差が大きい。日ごとに日照時間が長くなり、庭仕事への期待も膨らむが、体調管理も重要。
March winds and April showers Bring forth May flowers
こんな諺も、南部イーストレイでの補欠選挙で第3位と屈辱的な大敗を喫した英国保守党キャメロン首相には苦々しく聞こえただろう。一方、セックススキャンダルで崖っぷちに立たされていた自由民主党クレッグ党首にとっては今回の補欠選挙勝利は起死回生といっても良いかもしれない。英国政界には3月の突風が吹いたと言える。キャメロン首相は、しかし、2015年の総選挙への影響はない、と今のところ強気ではあるが先般の英国債格下げとともに、これまでの順風とは少し風向きが変わってきているようだ。