回顧と展望

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どうすれば幸せな老後を迎えられるか

2013年03月15日 09時21分08秒 | 日記

人間は年を取るにつれて意地悪く不機嫌な性格になり、残りの人生を思って不幸な気分になるという典型的な見方がある。しかし、そのようなステレオタイプな見方とは程遠く、友人や地域との関係を持ち続けれれば、老境は若い時分よりも遥かに幸せに過ごせるという調査結果が発表された。

今般、英国国家統計局(ONS)が行った調査によれば、16歳以上の人では5人に3人が友人を持つことが大事だと思っているのに対し、年を重ねるごとにその割合は増大して、70代に至っては、5人のうち4人が人生において真の友人を持つことの重要性を感じるようになるという。そして友情に価値を見出す人は老人であっても人生をより幸福だと感じている

年を重ねることにより人間は物の所有よりも、何が自分にとって大切なのか、に人生の関心が移る。そして、自分にとって友人の占める重要性がますます大きくなる。友人は家族や職場の同僚とは異なり、自分で選択することが出来るものだ。そして真の友人からは忌憚のない忠告や助言を受けることもできる。

ONSの調査結果は、残り少なくなった人生を幸福に過ごすためには、もはや物を持つことではなく、真の友人をもつことが大切だということを示唆していて、このことは十分首肯できるところである。そろそろ、自分にそのような人生の黄昏を共有できる友人がいるのか、振り返ってみる必要がありそうだ。

 

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