NASAが11月18日からの20日間の間に衛星打ち上げを予定していた火星探査計画MAVENが、米国政府機関の閉鎖により打ち上げ延期のの瀬戸際に立たされている。このプロジェクトは火星を周回する衛星を打ち上げ、火星の大気がなぜ失われたのかを検証するためのもの。もし、予定日に打ち上げが行われないと、太陽の影響が最大になっている絶好の機会を失うことになり、次の打ち上げが可能となるとみられる26か月後は太陽の影響が最小になっていて、当初の研究成果を期待することはできない。
NASAとしてはここまで準備してきたこのプロジェクトを、政府機関閉鎖対象の例外とするよう求めてきたが認められなかった。愚かな政党の対立が次々と取り返しのつかない結果を生んでいるという一例。
http://edition.cnn.com/2013/10/03/us/shutdown-mars-mission/index.html?hpt=hp_t1