回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

マイクロファイナンス/バングラデシュで苦境に

2013年10月27日 19時44分23秒 | 日記

バングラデシュで主に女性を対象に超小口の起業資金を融資(”マイクロファイナンスあるいはマイクロクレジット)するグラミン銀行が政府と、イスラム教を背景とする政党により組成されたデモ隊とにより、攻撃対象となっている。2006年ノーベル平和賞を受賞したこのマイクロファイナンスの創始者で経済学者でもあるMuhammad Yunus はすでに政府によって金融事業から追放されている。

あたかも大阪辺りで横行している貧困ビジネスと同じ、というマイクロファイナンスに対する非難は、全く当たらない。億円単位の濡れ手に粟の報酬をかすめ取っている銀行の役員が、銀行と大口取引先のために一般預金者から搾取するのとは異なり、マイクロファイナンスのカネは零細貧困層のなかで循環しているので、たとえ無担保融資で30%の利息を取ろうとも、持続可能なシステムなことは明らかだ。一般銀行とは棲み分けの違いしかないにもかかわらず、金融資本が過剰反応しているだけの話だ。

5000万人のバングラデシュの利用者が、一部銀行の私欲のためにせっかく手に入れた一つの機会を取り上げられることのない様に望みたい。むしろ、この際、バングラデシュ政府の理不尽な弾圧に日本をはじめ世界の金融機関は声を上げるべきだろう。

http://www.independent.co.uk/news/world/asia/what-did-i-do-wrong-why-the-banker-who-helped-50-million-bangladeshis-out-of-poverty-became-his-countrys-enemy-number-one-8899838.html

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シリア和平交渉/イランが参加へ

2013年10月27日 10時48分52秒 | 日記

これまで強力にアサド大統領を支持してきたイランがジュネーブでの和平会議、いわゆるジュネーブⅡに参加の意向を表明した。ロウハに大統領の就任後、西側からの経済制裁の解除を引き出すべく矢継早に柔軟姿勢を示しているイランだが、今回のシリア和平交渉への参加もその一環であり、イランがそれほどまでに西側にすり寄らなければならなくなっていることの証左である。ただ、このところ静かなイスラエルがどのような動きをするのか、それによってはイランの対応も変わってくるだろう。イスラエルとしては、イスラム過激派がアサド退陣のあと台頭してくることは明白なので、シリア反政府側の出方を注目しているところだ。

ただ、国連特使ブラヒミが言う様に、仮に11月23日から交渉が開始されるにしても、反政府側の代表がどれだけ権限・実行力を持っているのか、それがカギとなる。10万人以上の犠牲者を出しているこの内戦、反政府側の分裂により長期化したことを念頭に置けば、この和平交渉の成否は、反政府側がどのような代表を送ることが出来るかにかかっている。戦闘が長引くこと、それだけが目的のいるイスラム過激派が入り乱れているこの内戦が大きく転換するまでにはまだまだ紆余曲折がありそうだ。

また、ジュネーブⅡに進展次第で、化学兵器の処分がどうなるのか、それによっては化学兵器を供給した北朝鮮への影響もありうる。

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