昨夜、アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領(60歳)が慢性硬膜下血腫と診断され大統領としてのすべての活動を停止しなければならなくなったという。現職の大統領が病で倒れるとは、日本でいえば、小渕首相あるいはさかのぼって大平首相の例を思い出す。国の最高責任者の背負っている重圧を改めて感じさせる。大統領として復帰できるかはともなく、病状の好転を祈りたい。
なお、アルゼンチンでは憲法の規定により、大統領が職務を執行できないときには副大統領が一時的に大統領職を代行するが、今回はまだ正式には発表されていない。