今日は、朝から日が射さず どんよりとした曇り

日中になっても気温は上がらず窓の結露が乾きません。

昨日のジジ
今頃取り上げるのは少々タイムラグがあって恐縮なのですが
先頃また、耐性菌(MRSA)による院内感染で
死者が出たと報道されていましたよね。
日本では年間に約2万人の人達が耐性菌による
肺炎や敗血症などを起こし、死亡していると言われています。
術後の体力の落ちた人や、年配のお年寄りにとっては
大変になってきているようですよ。
以前から 抗生物質の乱用で

世界中に耐性菌が増え続けていることが、問題になっていますが
その耐性菌の感染率は、なんと世界の中でも日本が一番高いそうですよ。
原因は抗生物質の乱用で「強化されてしまった」耐性菌です。
今 日本では
その強化された第二、第三世代の耐性菌が問題になって来ているらしいです。
「抗生物質が効かない」 の著者
順天堂大学の平松啓一教授の調査によれば
中耳炎やとびひが治らない子供達の 病原菌検査を行ってみると
その原因菌は、抗生物質によって変異した耐性菌で
子供たちの40%が
調査の1月前までに、抗生物質を処方されていたそうです。
また そのうちの何人かは
一月の間に 何種類もの抗生物質を処方され、飲み続けていたそうです。
強化された耐性菌は、病院ばかりでは無く
私達が日頃生活している所にも、もう既に存在していて
恐ろしいことに
現在も耐性菌は、どんどん進化し続けているそうですよ!!



そういえば昨年の9月頃でしたか
病院で見られることの多かった耐性菌が
アメリカのワシントン州、サンフランシスコ州沿岸の
海水と砂から発見されたと、騒がれたことがありましたね。
以前 あるメディアで
世界の耐性菌(MRSA)の問題解決には大量発生国である日本を、
何とかしなくてはならないと言っていました。
日本の病院では今までに
何科を問わず、安易に抗生物質が処方されて来ています。
抗生物質は菌(バクテリア菌)が完全に死ぬまで
約7日から10日間連続して飲まないと
効果がないばかりか、耐性菌に変異するそうです。
少し症状が良くなったと言って中断すると
何度でもぶり返し、その内に耐性菌が出来てしまって
肝心な時に薬が効かなくなってしいます。
耐性菌

処方された抗生物質は全部
飲みきるようにしなければいけないそうですよ!!
* MRSAは
メチシリン・レジスタント・スタヒロコッカス・アウレウスの略語で
メチシリン(抗生物質の名称)に耐性を獲得した黄色ブドウ球菌を意味します。
* 黄色ブドウ球菌は
グラム陽性球菌の一種で、化膿性炎(皮膚化膿疾患、中耳炎、結膜炎、肺炎)
腸炎(食中毒含む)など創傷感染、呼吸器感染、消化器感染の原因菌です。
