たまには表示の順番をひっくり返してみるのである。刑事コロンボシリーズみたいに、結末からupするのである。今回、私はかくのごとく、この缶詰さんを食したのであった。
ポーク&ビーンズと言うと、私は“ワイルド”あるいは“ロードムービー”、はたまた“やや品がない”という事柄を連想する。だからして、この缶詰さんはこうして直にすくって食ったほうが気分を味わえるだろうという目論見であった。
湯煎してみると、こんな感じ。スープの濃度が薄い。煮詰めるべきだったろうか。
私のイメージとしては、こういった食事はもっとどろどろとしているべきである。こんなしゃぶしゃぶ状態では、味も薄いのではないかと危惧したのであった。
こうして、食する前には不安を感じたものだ。今となってはそれも懐かしい想い出である。
今回は、ラベルの画像もはがしたあとである。みんなひっくり返っているのである。この缶詰さんも、ブログ仲間のdii-chaiさんに送ってもらった一品であった。
肝心のお味だが、予想に反して濃厚かつパンチの効いたものであった。特にスープはナツメグやシナモンのよく利いたスパイシーなもので、具よりもスープのほうが美味いと感じたほどだ。
しかし残念ながら、ポークさんは殆ど見かけなかった。最後の一匙に、かろうじて脂身が乗っていた程度である。肉に飢えた幼少時代を過ごした筆者としては、とても寂しかった。秋の風が吹いたようだった。
ところで、「豆を食うと屁が出て困る」と米国人に言われたものだが、本当だろうか。大豆や小豆ばかり食っている日本人は、屁の放出量が多いのだろうか。これは非常に興味ある事柄ではある。
内容量:230g
原材料名:グレートノーザン豆、トマト、樹上で熟した赤トマト(? Vine-Ripened Red Tomatoes)、水、砂糖、豚肉、ヨード塩(? Iodized Salt)、澱粉、酢、スパイス
原産国:米国