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こう寒いと、スープが飲みたくなる。
あっさりとした味噌汁より、脂っこい、西洋のスープが欲しくなる。
こういうときに便利至極なのが、我らが缶詰さんである。
ということで、本日はキャンベルのチキン・ヌードル・スープ缶。
この剛毅さと朗らかさを併せ持つデザインは、やはり秀逸だなと思う。
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筆者はこの外国語表記に目がない。
幼い頃に、西洋文化に憧れたせいでありましょう。
懇切丁寧なイラストがまた、いいのだ。
![3427 3427](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f8/d3a7e86c1be78cac951fd83f8eb4ac7d.jpg)
本日も、パカッと開缶。
どうもこの、気温の低い時期に開ける汁物缶は、見た目がよろしくない。
固まった脂が表層に漂い、奥では麺がたゆたっている。
何かこう、むくつけき様子である。
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せめて野菜を足そうと、インゲンを用意する。
![5700_2 5700_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/a2/29383a2eb06f1ea5140c447fa61ee608.jpg)
片手鍋で茹でるだけという、何とも手軽な料理ではある。
しかし、なぜか饐えたような匂いが立ちのぼってきた。
不安が頭をよぎる。
米国製缶詰はお味に難点のある品物が多いのである。
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不安を抱きつつ、かくのごとし。
ともかく寒いんだし、暖まるためにもと、一口...。
む、実に塩辛い。こりゃいかん。
たまらずお湯で割って薄めると、それでちょうどいい塩梅である。
そこでヌードルを啜ってみると、これが饐えた匂いの元であった。まるで古い畳のような匂いが鼻から抜けていく。
「こういう匂い、アメリカ人はあまり気にしないんだろうな」と筆者。
「全然気にしないでしょう」と、家人。
「不味い。しかし残すわけにもいかぬ...」
「...」
以降、この二人はただ顔を見合わせ、黙然とスープを啜り続けたのであった。
了。
内容量:305g
原材料名:チキンストック、エッグヌードル、強化剤(ナイアシンなど)、調味料(アミノ酸など)、鶏肉、食塩、コーンスターチ、香料、オニオン、カロチン色素、大豆タンパク、ガーリック、香辛料
原産国:米国