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春の陽気が感じられる、弥生月。
ちょいと珍しいスパム缶を開けてみようと思う。
ヒッコリースモーク・フレバーと書いてあるから、燻製風の香りづけがされているバージョンでありましょう。
それにしても。
スパム缶って、様々な種類があるんですね。
それに呼応するがごとく、スパム缶には強烈なマニアがいることも確認されているんであります。
彼らは缶詰マニアなのではなく、あくまでもスパム缶のマニアなのだそうです。
![2432 2432](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/4a/130eddee64626f161d31616c4c841b6c.jpg)
さ、ぱかっと開缶。
この肌色というか、リカちゃん人形色というか、そういった人造的な色合いが素敵。
色だけ見てると魚肉ソーセージにも見えます。
![3700 3700](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/74/11097b9e9e191c339edc69a05781b5a8.jpg)
缶から出すと、ますます人色的。
しかしこういう色合いの食品に、筆者はノスタルジアを想起させられるのだ。
それは幼少の頃。
妹と二人で林に分け入り、
そうして秘密基地をあちこちにこしらえたものでした。
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かくのごとし。
記憶に埋没していたら、翌朝になっておりました。
スライスしたスパムをフライパンでじっくりと加熱すると、大量の脂が出てくる。
そいつを厳かにペーパータオルで吸い取ってみましょう。
何かこう、静謐な生活を送っているやうな気がしませんか。
「脂に気を遣うなんざ、オレも歳をとったものだ」
このことです。
そうして、カリンカリンに焼けたところをパンに挟んで頬張ってみましょう。
やっ、予想以上に燻製臭が強いですね。
ちょいと燻製ソーセージを食べてるような気にもなってくる。
味付けのほうは、普通のと同じく塩分強めですね。ふむふむ。
うーん、せっかく寂寞を感じて遊んでいたのに、舌と鼻はこうして貪欲に働くのであります。
静謐な生活なぞ、まだまだ遠い向こうの存在であります。
内容量:340g
原材料名:ポークハム、チキン、水、塩、ポテトスターチ、砂糖、ヒッコリースモークフレーバー
原産国:米国