桜が咲いたというのに、寒い日が続いている。
おまけに、昨日からは冷たい雨が降り続いている。こうなると、気持ちが春に向かっているだけに、よけいに寒さが身にこたえる。
しかし、そんなときに救世主となるのが缶詰なんであります。
今夜は沖縄のわしたポークを使ってチャンプルーを作り、あの陽光輝く南国にいる気分を味わってみようではないか。
パッケージフィルムを取り去ると、美しいスチールが現れる
巻き取り鍵が付属しているのを見て
一人「ふふふ」と笑う
こうして巻き取っていく開缶が快感。スチールの間から肌色の肉が見えてくる。
ちょいと色合いは悪いが、それは発色剤を使用していないからだ。
さっ、こいつを半分ほど使ってチャンプルーを作ろう
事前に豆腐の水分を切っておくのがうまい手である
冷蔵庫に残っている野菜を総動員する
しなびた葉ものもどんどん使う
わしたチーズポークは細切り。断面にチーズが見える
ちょいとつまむと、見た目よりも塩っぱさが利いている
まさしくランチョンミートの味。気分は早くも沖縄だ
豆腐を一口大に切る。加熱で縮むので、少々大きめでいいようだ
水分の少ない島豆腐を使うと、ますます沖縄っぽくなると思う
しかしどこにでも売っているわけではないから、普通の木綿豆腐を使用する
油をしいて、豆腐を弱火で加熱
ここで水分をしっかりと飛ばす。ウチナータイムだと割り切って、気長にやろう
ところで、豆腐をひっくり返すのってなかなか難しいもんですなァ
豆腐に焼き色がついたらわしたポークを投入し、脂を染み出させる
この間、ずっと弱火。火が強いと豆腐の水分がはぜるのだ
さっ、主婦のみなさん、お待たせしました。いよいよ野菜の投入であります。
どうして「お待たせ」なのか。それは、残りものの野菜をみんなブチ込めることは、台所を預かる者にとって一種の快感だからだ。じゃんじゃんブチ込んじゃってくだされ。
かくのごとし。
野菜を加熱するとかさが減って、量がたくさん食べられるからいい。
それでは失敬して、ひと口...。
ふーむふむ。まさしく気分は沖縄であります。
味付けを塩・胡椒だけにしたので、トマトの酸味やらサニーレタスの甘さが混ざり合って、パンチのない、やや茫漠とした味わいだ。
しかしその茫漠さが、沖縄っぽくていいのだ。
わしたチーズポークの濃い味付けが、いいアクセントになっている。やっぱりチャンプルーにポークランチョンミートは欠かせないようだ。
こうして沖縄気分を充分に満喫したのだが、実は筆者。
その沖縄に行ったことがない。
それでもこうして楽しめるのだから、人間はイマジネーションが大事なんですなァ。
内容量:180g
原材料名:豚国・鶏肉、ばれいしょでん粉、プロセスチーズ、食塩、黒糖、香辛料
原産国:日本(沖縄、沖縄県物産公社HO)