桜も咲き誇る4月。
缶詰をこよなく愛するオジサン2名が、桜の名所である小金井公園を訪れた。
オジサンの1人は『缶詰が好きです』を書いているG3さん。
もう1人は僕であります。
大藪晴彦のようなこの御仁がG3さん
ウェスタンハットがよく似合なァ
まず開けたのがフィリピンの缶詰。マニア度高し
しかもココナッツオイル漬けのサーディンなのだ
中身はこんな感じで「悪くないな、うむ」というお味
ココナッツだけどピリ辛なのが面白い
お次は鮭缶。しかも高級なニッスイ紅ザケ缶なのだ
そいつをキャンプ用ストーブで加熱!
バターを落としてあるのがミソ
こいつと黒ビールが実にウマい。取り合わせが最高
ドイツのウインナブルストもフライパンで炙る
たちまち香ばしい匂いに周囲の人々も興味津々
皮はパキッと歯応えよく、身はしっとり
このへんで赤ワインも開けて、っと
昼日中っから呑む花見の楽しさよ。うぃ~
ラミレスのオイルサーディン缶も加熱する。
こうなると何でも加熱したくなってくる。もともと肉とか魚の缶詰は、加熱したほうがウマいのだ。
しかし火力が強すぎたようで、缶底が熱で変形してバンッと跳ね返った。
オジサン2人は驚き、コールマンの火力を弱めるのであった。読者諸賢も、くれぐれも火力にはご注意をされたい。
これはホテイの「大豆とさんまの煮物」
洋食のあとはこんな味が嬉しい
このほかベターホームの「野沢菜いため煮」なぞつまんで、缶詰お花見は大いに盛り上がった。
中年ということで、世を憂う話題では特に盛り上がった。
「最近の若いモンは、味覚がマヒしてる」
「そうだそうだ!」
「脂っこくて柔らかいものが高級でウマいと思いこんでる」
「そうだそうだ!」
「だいたい、そういうグルメ番組ばかり作るテレビがいけない!」
「そうだそうだ!」
こういう話題は、どういうわけかネタが尽きない。いつまでも続く。
テレビ、雑誌などメディア批判から始まって、与党民主党や自民党までこき下ろし、鼻息はますます荒く、せっかくのソメイヨシノも吹っ飛んでいくのでありました。
いやー、面白かった。読者諸賢よ、缶詰花見はオススメですぞ!
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