これが松阪牛の大和煮缶だ(価格は5千円!)
人は言う。
「お正月くらい贅沢しましょうよ」
新たな年の幕開けである。普段は口に出来ないご馳走を楽しむのが、正月というもの。
「これくらいバチは当たるまい」
お祖父さんからこんな台詞も出てくる。
リーマンショック以降、庶民はずっと節約をして頑張ってきたのだ。
昨年の大災害にもずーっと堪え忍んできたのだ。
誰に恥じることがあろうか。
それにしても、バチが当たるって言い方。今ではほとんど聞くことがなくなったなァ。
さあ、2012年の初開缶!
本日の缶詰はK&K国分が限定生産した『缶つま極味 松阪牛大和煮』であります。
そのお値段、何と5千円。
松阪牛の中でもA5ランクの最上級の部位を使用しているとか。
開けた瞬間、甘く香しい匂いが立ち昇っております。これはあれだ、すき焼きの匂いであります。
かくのごとし。
洗いネギと針柚子をあしらってみたが、まずは何も乗せずにそのままひと口...。
むっ。芳醇な肉汁が舌の上に広がってくる。
サシの入った部分からは脂が溶け出し、赤身の部分からはアミノ酸のうま味が湧き出してくる。
砂糖が利いた甘めの味付けが嬉しい。
そこで洗いネギと針柚子をトッピングして、もうひと口。
やっ、いい感じです。ネギと柚子の風味は非常に強いものだが、それが爽やかに香ってちょうどいい塩梅。
味付けはすき焼きそっくりなので、生卵を溶いたところにこの肉を浸して食べてもいいと思う。
いずれにしろ、開缶前には缶ごと湯煎して温めるのが必定ですゾ。
この限定生産缶は、今年で創業300周年をむかえた国分が、その記念事業の一環で作ったものであります。
だからお値段が5千円だろうが5万円だろうが、トコトン最上級を極めて正解なのであります。
日本橋高島屋の福袋に使用されてるほか、国分のアンテナショップ『ROJI 日本橋』などで、ひょっとしたら、買えるかもしれないということだ。
ちなみに松阪牛は「まつさかうし」が正しい読み方だモー。
固形量:95g
内容総量:160g
原材料名:牛肉、醤油、砂糖、ゼラチン、寒天、調味料(アミノ酸等)
原産国:日本(販売・東京都中央区・国分株式会社)