缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

キャンドイッチ缶、出現

2012-06-03 19:22:15 | パン、ケーキ類

20120603img_2370
何と、サンドイッチが入った缶詰
それで“缶"ドイッチとダジャレなのだ

 ハリウッド映画など観ていると、学生が
「あたしサンドイッチ作るわ」
 なんて言って、キッチンに立つ場面が出てくる。
 どんなサンドイッチを作るのか。具は何を使うのか。
 こう思って眺めていると、彼女は食パンにピーナツバターをべたべた塗り、それをもう1枚の食パンで挟んで
「さあ出来た」
 こう、のたまう。
 出来た、って。あんた。
 そんなのサンドイッチとは呼べないでしょ。
 しかし、これは特殊なケースではないらしい。同じように、ジャムを塗っただけのパンでもサンドイッチと称している。
 そんな大雑把、かつ大らかな米国から、何とサンドイッチ入りの缶詰が届いた。
 贈り主は缶詰仲間のSotomichi氏である。
 この方はいつも、面白い缶詰を見つけては教えてくれるという、非常に奇特な人だ。




20120603img_2371

 さあ開缶!
 サンドイッチ用のパン、スプレッドなどが、雑誌の付録のように詰まっている。
 そうか、サンドイッチがそのまま入ってるわけではないのか。
 缶も、上下はアルミだが、側面は段ボール紙製だ。従って、密封したのち加熱殺菌しているわけではないから、定義的には缶詰でなく缶入り食品ということになる。




20120603img_2372
中身を並べてみる。このほか脱酸素剤も入ってた




20120603img_2374
ピーナツバターとグレープゼリーの中身
スクイーズ式容器は手も汚さず便利だ




20120603img_2377
サプライズで付いてるさくらんぼキャンディー
溶けて包装に貼りついてる(すごくマズかった)




20120603img_2381
コッペパン的パンはしっとりじっとり、油っぽい
これを付属のナイフでタテに割ってスプレッドを塗る




20120603img_2385

 かくのごとし。
 例のアメリカ女学生に言わせれば
「さあ、サンドイッチが出来たわ」
 ということになる。
 何はともあれ、ひと口...。
 まず、ピーナツバターの油っこさが舌に乗る。それもサラダ油的な油っこさ。我々が馴染んでいるあのピーナツバターのべっとりしたコクは感じられない。
 グレープゼリーは、デザートで食べるゼリーみたいなのかと思ったら、そうではない。
 ブドウジャムと言っても差し支えないお味である。決して悪くない。
 そしてパンがまた、じっとり油っぽくて、独創的な食感を追求したのだと思われる。
 原材料表記がすごい。パンだけをとっても

 強化漂白小麦粉、大麦麦芽粉、水、椰子油、グリセロール、イースト、塩、ショ糖エステル、生地改良剤(デキストロース、小麦粉、ジアセチル酒石酸、アスコルビン酸、アミラーゼ製剤、Lシステイン塩化水素・・・

 このあとまだ続き、さらにピーナツバターとグレープゼリーの表記も続く。
 翻訳するのが面倒なので、今回は原材料表記はパスしようと思う。
Sotomichiさんの記事には全部載ってます)
 添加物が大嫌いな人が見たら卒倒しそうな表記であります。
 でも、それを隠すことなく記しているのだから、食べたくない人は遠慮すればよし。食べたい人は食べればよし。
 すべて世はコトもなし。




 内容量:144g
 原産国:米国(Markonefoods