缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

スペインのウニ缶

2012-08-11 17:20:01 | 魚介

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パッケージがキュートである

 身体に悪いものほど、美味しい。
 コレステロールとか、プリン体とか、脂肪とか、高カロリーとか、そういうのをたっぷり含んだものほど、美味しい。
 身体に悪いと知りつつ、
「こたえられない...」
 罪悪感を抱きながら、ついつい食べてしまう。
 ただし、いくら美味しくても、そうそう食べられないものもある。
 ウニなどは、その代表ではないだろうか。
 筆者など、一度でいいから、分厚くウニを敷き詰めたウニ丼なるものを食べてみたいと思っている。
 思ってはいるが、一度も実行していない。
 なぜなら、値段が高いからであります。それも、「時価」なぞという恐ろしい表記になってる時もある。
 時価は市井の人々の敵であります。
 何事も市場次第、店主の気分次第で価格が形成される。運を人の手に任せて生きていくようなものだ。
 筆者はそんな生き方、ごめんである。

 では、時価を気にせずウニを食べる方法はないのか。
 定価が表示されている市井の味方はないのか。
 読者諸賢よ、それがあるのです。つまりウニの缶詰を食べればいいのだ。




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原材料はウニと塩と水のみ

 今回ご紹介したいのは、スペインのポルト・ムイニョスという会社が出しているウニ缶。
 内容量50gで1,575円という値段だが、これが果たして高いか安いか。




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 いざ開缶!
 色合いが実に自然であります。
 オレンジの濃いところ、薄いところ、ワタか何かの黒っぽいところなど、ウニをほじって取り出したままのように思える。




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 いつになく“箸上げ”も撮っちゃう。
 値段が高いから、筆者の心も少々うわずっている。
 この持ち上げた部分を、待ちきれずパクッとやってみた。
 むっ...。
 塩味の塩梅よく、身には甘さがある。粒々感も少々、残っている。
 驚くべきは香りの素晴らしさだ。
 鼻から抜けていくその香りはまさしくウニ。それも、加熱したとは思えないほどウニと磯の匂いが残っている。




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 かくのごとし。
 夏らしく、剥いた枝豆と一緒に盛りつけてみた。
 ウニの甘さ、塩辛さが枝豆の歯応えや芳香とよく合う。
 時折、すり下ろしたワサビをつけても美味しい。
 こうして筆者は、チビチビと、三日間にわたってウニを堪能した。
 そう思えば1,575円は、安い安い。




 内容総量:50g
 固形量:45g
 原材料名:ウニ、水、塩(欧米の缶詰は水も原材料表記するのだ)
 原産国:スペイン(輸入販売・東京ATS-FOOD
 参考価格:1,575円(税込)