缶詰さん瓶詰さんというものは、食べる直前まではしっかりと密封されているお方々である。その気密性と、閉じた後の殺菌のおかげで、場合によっては数年間もの保存性を有するお方々なのである。
しかるにこれは、なーにか?
これは甲州方面に出張に行ったときのお土産なのである。へなへなプラスティック容器に入った『信玄餅』という銘菓なのである。
缶詰でも瓶詰でもないけど、たまにはこんなのも紹介してしまうのだ。自分のブログなんだから、好きにやらせてもらっちゃうのだ。
こうして風呂敷様のビニールを広げるのが、最初の儀式。
「なんだそれ。おママゴトかよあーん?」
なぞとバカにしてはいけない(どうも今回、表現が荒れてるな)。この儀式こそが、のちの取り分けおよび摂取の際に極めて重要な役割を果たすのだからして。うん。
この薄っぺらい繊細なカバーをはずすと、きなこがあふれそうに詰め込んである。このぎゅうぎゅう状態が
「オトクだわ...」「ぜいたくだわ...」
といった、「だわ」感覚を引き起こすのである。
こうして黒蜜をとろ~りとかければ、食前の儀式は一旦終了。もともと黒蜜の容器が収まっていたくぼみに、黒蜜がうまく入り込むあたり、憎いですなぁ。
このあとは極めて、極めて慎重に事を運ぶ必要があるです。くしゃみ咳き込み、吹き出しながらの笑いなどは惨事を招くこと必死です。それでもやはり、ママゴト風呂敷のありがたさを充分に感じることが可能でありましょう。
こんな面倒を承知しながらも、やっぱり食べたい信玄餅。むふふ。
内容量:書いてない
原材料名:砂糖、水飴、黒蜜、餅粉、黄名粉(大豆)
原産国:甲斐の国
信玄餅は特に大好きざんす。
最近、和菓子にはまってます。
こいつを、げほげほ咳き込まないように食べるのは、経験とコツがいりますな。
きな粉がもったいない。
風呂敷の上にちらばるきなこ、きなこ。
黒みつももったいない。
黒みつも余る。余る。
こんなに無くても十分だわ。
はっ!だわ現象が。
余ったきなこに余った黒蜜をかけて、よく練って、食べているのであります。
それにしても、もともと量が多すぎなのだよね。商品としては売れるのだろうけど。