春の陽気が感じられる、弥生月。
ちょいと珍しいスパム缶を開けてみようと思う。
ヒッコリースモーク・フレバーと書いてあるから、燻製風の香りづけがされているバージョンでありましょう。
それにしても。
スパム缶って、様々な種類があるんですね。
それに呼応するがごとく、スパム缶には強烈なマニアがいることも確認されているんであります。
彼らは缶詰マニアなのではなく、あくまでもスパム缶のマニアなのだそうです。
さ、ぱかっと開缶。
この肌色というか、リカちゃん人形色というか、そういった人造的な色合いが素敵。
色だけ見てると魚肉ソーセージにも見えます。
缶から出すと、ますます人色的。
しかしこういう色合いの食品に、筆者はノスタルジアを想起させられるのだ。
それは幼少の頃。
妹と二人で林に分け入り、
そうして秘密基地をあちこちにこしらえたものでした。
かくのごとし。
記憶に埋没していたら、翌朝になっておりました。
スライスしたスパムをフライパンでじっくりと加熱すると、大量の脂が出てくる。
そいつを厳かにペーパータオルで吸い取ってみましょう。
何かこう、静謐な生活を送っているやうな気がしませんか。
「脂に気を遣うなんざ、オレも歳をとったものだ」
このことです。
そうして、カリンカリンに焼けたところをパンに挟んで頬張ってみましょう。
やっ、予想以上に燻製臭が強いですね。
ちょいと燻製ソーセージを食べてるような気にもなってくる。
味付けのほうは、普通のと同じく塩分強めですね。ふむふむ。
うーん、せっかく寂寞を感じて遊んでいたのに、舌と鼻はこうして貪欲に働くのであります。
静謐な生活なぞ、まだまだ遠い向こうの存在であります。
内容量:340g
原材料名:ポークハム、チキン、水、塩、ポテトスターチ、砂糖、ヒッコリースモークフレーバー
原産国:米国
スパムの燻製という手もありますね。
最近燻製作りやっていないので、久々作ってみるかな。といっても「熱燻」のお手軽燻製ですが^^
ハムやかまぼこならそのまま燻すだけですが
スパムは脂の問題がありますね、脂を抜いてからか、そのままか、やってみないと分りません。
たしかヒッコリーのチップも残っていたはず。
>スパムは脂の問題がありますね、脂を抜いてからか、そのままか、やってみないと分りません。
ふーむ、なるほど。脂を残したままだと、鮭のトバみたいに脂っこくなるのか知らん。ワタクシ、燻製をやったことがないので興味津々です。
では冷燻ではどうでしょう・・冷燻にはある程度の規模の装置が必要です・・・SPAMを燻製するためだけにこのような装置を揃える・・これはあまり現実的な方法とは言えませんねぇ・・・
やはりここは、この「ヒッコリースモークSPAM」を食べるのが一番宜しいんではないでしょうか?
ところではやと殿、燻製作りはそれほど難しいことでは無いのですよ。
燻製で一番難しいのは燻製する場所を見つけるコト!
その点、はやと殿はお台場と言う格好のお庭をお持ちでいらっしゃる。
是非、燻製に兆戦なさってみては如何でしょうか?
れいのパンチェッタを燻製にすれば美味しいベーコンに成ると思うのですがねぇ・・・
>SPAMを温めると脂が出て、燻煙を弾いてしまい、燻製にはならない。こういう訳ですね?
さうか。そういうことがあるんですな!
さて、燻製へのトライですね。「いよいよやってみっか」という気がしてきました。ちなみにワタクシのお庭は1坪ほどの細長~いベランダです。
しかしあのシュールストレミングを開けたことを思えば、お台場はどこでも燻製なんぞしほーだいかもしんないですね。