庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

幕末日本探訪記・江戸と北京

2010年03月20日 | 
きょうはきのうより暖かくなると言う予報でしたがそれほどでもなかったです。
朝は-2度、午前は曇りで肌寒く、午後遅くに薄日が差していくらか暖かくなりました。
気温は10度くらいまで。

春になって庭仕事が忙しくなるころ、もちろん農作業も忙しくなります。
優先順位は農作業ですね・・・仕方ないです、趣味は後回し。
もうすぐ稲の種蒔きなのでそれに向けての準備作業でした。
種を蒔くための土作り、購入した山土に肥料や殺菌剤、籾殻くん炭などを丁寧に混ぜ込みそれを苗箱に詰める仕事で一日が終わりました。
久しぶりに力仕事をしてへとへとです(笑)
ああ、庭の様子を見に行けないとストレスたまります~
あしたはまた天気が崩れるらしい・・・


ちょっと前に職場に届いた冊子に面白い記事がありました。
ぜんぜんその会社の業務とは関係のない内容で園芸学の特集が載っていたんです。
千葉大の園芸学部の教授が研究する花の改良についてでしたがその中でこの本が紹介されていたのです。

「幕末日本探訪記 江戸と北京」ロバート・フォーチュン

さっそく手に入れて読み始めました。
イギリスのプラントハンターが明治になる数年前に日本を訪れ植物採集をしたときの記録なのですがこれがすごく面白い。
江戸時代の園芸熱が手に取るように伝わってくるんです。
江戸時代から明治に年号が変わるあたりのことは時代劇やドラマなどテレビに良く出るので私もなんとなくイメージは浮かびますが実際のことは何もわかりません。
それがフォーチュンの目を通して見たままの情景がつづられたこの本を良むと私まで外国人になって江戸周辺を馬に乗ったり、徒歩で歩き回ったりしてイギリスでは見られない貴重な植物を手に入れる気分になれるからわくわくします。
おまけにテレビでしか見たことのない当時の役人や庶民の生活の様子がとても興味深く記録されていて面白いなあと思いながら読んでいます(やっと半分くらいまで読んだだけ)。

そのほかにも入手した植物を長い船旅でイギリスに送るためのワード氏の保護箱とか日本のお寺は珍しい樹木がたくさん植えられて大切に手入れがなされていることなど興味津々の内容です。
コウシンバラが咲いていたという文章も出てきます、フォーチュンはシナ経由で日本に来たのでシナでもたくさんのバラを見てきたのでしょうね。
最初に来日したときは秋から冬の時期でしたが、春と夏の日本の景色や植物を見るために翌年またフォーチュンは来日します。
これからその内容を読むので楽しみです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コーンフラワーとブルーベル | トップ | 棘梨の実生苗 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事