閑寂肆独白

ひまでさびしい本屋のひとりごと

 コロナ騒動

2020-04-13 08:04:21 | 日記
 
 政府は コロナ肺炎の拡大を防ぐため、自宅待機を命じた、そして多くの公共機関を閉鎖したのだが、休業命令と同じく ではその保障について何も語らない。全くその場凌ぎの片手落ち(差別用語だそうだ)の弥縫にもならない愚策といえよう。 中でわが店の関心は閉鎖機関に図書館と博物館を含むことである。
 長時間の自宅待機を命じるならそのガス抜きの手立てもなければならないが、せめて子供たちに図書館と博物館を解放すべきではないか。図書館・博物館で密集・大勢で騒ぐ ということがありうるか? 消毒や人の間隔を開ける手を打つ、あるいは入場制限をするなど手を打てば問題はないはず。そもそも有史以来の疫病・伝染病で「紙」が媒体になった例があるか? 紙は細菌やウィルスの住処にならないことは証明されている。わが店でも時々「本は消毒してあるか」と聞く人がいる、答えは「銀行員で病気になった人がいますか?」 紙が媒体になるのなら、毎日札束を顔の前で数える作業の銀行員は即感染者になるだろう(もっとも現今では機械で数えるし現金不要も増えてはいる) 紙は伝染病と関係ないことを永田町・霞ヶ関の連中は知らない、「本」に関心が全くないことがよくわかる。
 アベ・アソーのコンビはもはや不要だ、自身が政治の舞台から撤退した方が良い、これ以上居座ると有終の美どころか末節を汚すことになるだろう。
 それにつけても 世の中にいかに「いらない・無駄」なことが多いかよくわかる、銀座・六本木のクラブ・バーが、一食5万円の料亭が、駆け足巡りのバスツアーが、一時間に40本もの新幹線が、安売り競争の航空増便が、
 一昔・あるいは二昔前「縮む・シュリンク」という言葉が流行ったことがあった。 今まさにことに経済面で「縮ん」でいるけれど、これで結構。何が悪いか?
 電氣・ガス・水道の需要が減り車も減り、原材料の輸入量も減る、飲食業の従業員が余れば他業種の人出不足も解消されよう、物流・人員輸送が減れば運転手不足も解消できる。
  何が問題なのか? それは経済指標ばかりに目を向けている永田町・霞ヶ関の連中に行き着く。 議員と官僚こそ地方分散してテレワークの実践をすべきだと思う。そしてやはり大事なのは農業だ。何があっても食料生産は不可欠だし人手は限りなく吸収できる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする