ここ数年、市場(業者の交換会)へは 3~6個くらい出品し、買ってくるのは手ぶらかせいぜい1・2個程度に心がけてきた(つもり)。その日は少し在庫が減ったぞと思うのだが しばらくすると概ね元通りか、かえって増えていることもある。 なんでだろう?ト思いつゝだったが(うかつなことに)やっと思い当たった。 それは単純に買い込みが多いからだとわかった。市場へはせっせ何とか売れるように色々組み合わせて出品してきたが、一方で店に持ち込まれる(店買い)、あるいは売主の家へ出かける(宅買い)そのさい買いすぎる(捨てきれない)ことにようやく思い至った。最前伺った家で、またこのところの店買いではっきり自覚した。店に持ち込まれると折角持ってきていただいたのだから「要りません・お金になりません」というのは気の毒、という思いもあって何とかいくばくかの代価を払って引き取ることになる、この頃はだいぶ冷酷になって少なくはなってきたけれども、これがうまくいくことはまれ。
店に持ち込みがあって其中に「これはいいぞ」というものがあって他にもあるのでしょう、と持ち掛けて伺ったのだが、これがスカ! 本来の持ち主は亡くなっていて其子供の対応、一見すでに以前に処分されている。そしてその子供たちは全く関心がなくあれこれ聞いても生返事、全部なら軽バンいっぱいの量だがほとんどダメ。週刊の歴史・美術・料理のセット類、当然百科事典、通信講座の揃、そして文庫。古いものはほとんどなし。目についたのは数点・終戦後の、あるいは地方の同人誌等、新しい本も「捨てきれず」結局バナナ箱3杯引き取ることにしたのだけれど、こちらの提示価格にご不満の様子。結局折り合いはついて持って帰った、下ろしながら「半分にすればよかったかなあ」と。店で数百円なら売れるか?あるいはネットに載せるかというものがほとんどで、要するに「ひょっとしたら売れるかも」というスケベ根性、 店売りなんて百均・特価で一日数点、店の中の本は平均すれば一日一冊程度しか売れないのに・・。しからば市場に出せばどうなるか、おそらく一箱数百円、千円になればめっけもの程度の品、なまじ綺麗なものだから捨てきれない! これでは在庫が減るわけないよ。
それにつけても我店に「本を売りたい」と言ってくる人たちで我店の「中身」を知るどころか店に入ったことのない人がほとんど、というのは何だろう。
昨日も10冊ほど袋に入れて持ってきた人があったけれど出されて「困った」全くの新本、我店にとってはどうでもいい品で、結局数点だけを引き取って、
書棚を指して「せっかくですからどんな本を並べているかご覧になってはいかがですか?」と、ほんの少し見て「どうも私どもにはわからん物ばっかりですな」と。 他の衣料品・什器とかは惜しげもなく捨てるのにどうして「本」だけ「捨てるのはもったいない」という事になるのかいまだにわからない。また親が買った本で自分が負担したわけでもなく、「処分」しようというのに、また古本を全く知らないのに「もっと高く買って」という神経もわからない。
ぼやくより、「買うな」という事を教訓に・・・。