昨年来 日本だけでなく世界中でおかしくなり、ただでさえ困ったことだと思っていたら 年明け早々にさらに人災・天才と追い打ちがかかった。「おめでとう」とはとても言えないこの正月ですなあ。
斯くいう我店も「火の車」状態。昨年末に一人だけ里帰りの大学関係者の来店があって、久しぶりに「学問の世界」の話を聞けたのだが、それきり。専門が違うので我店で買い上げてもらえたのはわずかであったがこれは仕方がない。
それどころか、4日から開店したのだが7日までに店内に入って棚の本を見てくれた客は一組だけ。30日と正月の2日間は来店客全くなし。 売り上げは5日間で店の外の均一と特価のみの1800円也。という惨状、加えて年末の注文で年明け早々に送った品が取り消しの申し出があった。5桁に乗る金額の品で我店としては大変困る話なのだが、我が方の状態の説明が足りなかったのが原因とあっては「それくらいの傷でどうして?」とは思っても受け入れて返金せざるを得ない。
さらに3日には店の主PCが壊れた。作業中に画面が消え電源が落ちたので「あれれ!?」と電源を入れたら数秒後にまた切れた。変だなと思って再度電源を入れたところ「ボン」だか「ドン」だかという小さな爆発音がして切れてしまいウンともスンともいわなくなった。幸い補機のPCがあって急場はしのいでいるが不便。早速PCの管理をお願いしている人に連絡し代替の機種を推薦してもらったけれどこれが6桁の金額。 まだある、暮れには眼鏡を落として片方のレンズが割れた、幸い以前に買い替えた時のレンズを持っていたので付け替えて、新しいのがつくまでしのぐことができたのだが、それが到着すれば5桁の出費、さらに、数日後には車の点検だが、タイヤを替えなければならないはず、となると点検代金と共にこれもまた5桁の出費。来月・再来月のカードの支払いは一体いくらになるのだろうか、こんなに思いがけぬ出費が重なるのは経験がないとおもう。
出ていくのは仕方がないとして、店の売り上げが全くないのは根本的問題だ。 これまでも決して良い売り上げではなく、市場とネットの売り上げを加えて何とかしのいできた。 いくら「大牟田のお客を相手にせず」を標ぼうしているにしてもこのところの状態は尋常ではないだろう。大牟田の中心商店街と呼ばれ留通りの真ん中にありながらのこの体たらくである。しかし今更中心商店街の衰退を嘆いても始まらない。 日本の古本屋の登録点数を増やすことを考えなければならないが、問題は「保管場所」なのだ。
百均・特価台については別の機会に記そう。