閑寂肆独白

ひまでさびしい本屋のひとりごと

NZへ行ってきた。

2024-03-07 19:43:17 | 日記

 かねてからそのうちに 次男の生活の様子を見に行こうと思っていたがなかなか踏ん切りがつかなかった。しかし 夫婦ともの 年齢とこの頃よく起こる故障を考えるとそろそろ実行しておかないと時期を逸する、と思った次第。

 長男が海外旅行慣れしていて手配・手続きの一切を引き受けてくれたので大助かり。

着いてからは次男が車で迎えに来てくれていてその後の行動も一切車。当然ながら会話は全部お任せ、とあって小生はちょっとしたやり取りは少しあったけれども 妻は全く英語を話す機会なく済んでしまった。「揚げ膳・据え膳で何もしなくてラクチンだった」との感想。

 往復の飛行時間が9+3時間の椅子に座ったままというのが難点、腰が痛くなって帰ったら即刻マッサージに直行した。

 6日間店を閉めるというのは我店の歴史上初めてのことで、幸い生き物といえば緋鮒しかいないので多分死にはしないだろうという事にし、郵便と新聞を保留にして電話は留守録に、日本の古本屋は一時停止、と一応の備えはしていったが全く支障はなかったのは幸いだった。

 NZの印象は いつも言っている通りで、電線・電柱がない、看板がない、ガードレールがない、静か。 駐車が全部頭突っ込みなのはびっくり、小生のやっていることが当たり前というのはうれしかった。

ロトルアの町は公園の中に生活がある、木々は豊で大木が覆い茂っている。NZの面積は日本の9割くらい、人口は一割に満たない。日本では人口減少を大事件として騒いでいるが、多少減った方が生活は楽になるという小生の従来の言い分を目の当たりにしたということだ。工業生産や貿易が世界の何番目というのを競う必要はない。国民の生活を満たすだけのことでよいではないか。

他にもいろいろあって、忘れないうちにと、箇条書きに別途思いついたことを書き留めつつある。感想文・紀行文にするほどの文才はない。

帰路の飛行機からニューギニア南岸の大ラグーンを見ることができたのは望外の事だった。

コメント
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