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日本は今回の震災で「3度目の奇跡」を起こせるのか?―SP華字紙

2011年03月27日 08時58分04秒 | ニュース
2011年3月23日、シンガポール華字紙・聯合早報は「日本は今回の震災で明治維新式の『日本の時代』を再び築けるのか?」と題した記事を掲載した。以下はその内容。

マグニチュード9.0の大地震と津波、原発事故は日本の歴史を変える大事件となった。それは19世紀の亡国の危機や第2次大戦の敗戦と比べても、決して引けをとらない。90年代のバブル経済崩壊後、「日本の時代」と言われた輝かしい時代は幕を閉じた。日本のその後の20年は経済の低迷、政治の不安定、社会の保守化が続き、有識者が何度も危機感を持って日本を再興しようと呼び掛けてきたが、効果はなかった。だが、今回の震災が日本人にもたらしたのは「危機感」ではなく、「実際の危機」だった。

では、今回の震災は日本の政治にどんな影響を与えたのだろうか。震災前は虫の息だった菅直人内閣に盛り返しのチャンスを与えた。だが、数年後に再建を果たした日本では「どんな国づくりをしていけばよいか」という課題が再び浮上すると予想される。また、経済的には▽電力不足からエネルギー利用効率の改善が進む▽復興・再建に伴う経済成長が見込まれる▽一極集中が見直される▽日本経済のグローバル化が加速する、という4つの変化が見られるだろう。

外交面の変化は▽日米関係の親密化▽日中の国民感情の改善▽日ロ関係が飛躍的な前進―の3つ。また、安全保障上の脅威に対する定義が見直されるほか、エネルギー安全政策も大きく転換するだろう。いずれの角度から見ても今回の震災は日本という国の方向性を大きく変える事件となったことが分かる。日本がこの危機を利用して明治維新や第2次大戦後の復興に次ぐ、3度目の奇跡を成し遂げることを願っている。(翻訳・編集/NN)
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NY円、続落 1ドル=81円30~40銭、米金融緩和の正常化観測で

2011年03月27日 08時52分40秒 | 為替
25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=81円30~40銭で取引を終えた。フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁の発言をきっかけに、米金融政策が早期に正常化へ向けて動くとの思惑が出た。ドルが対主要通貨で上昇した場面で、円売り・ドル買いが優勢となった。

 プロッサー総裁は同日の講演で「そう遠くない未来」に米金融政策を反転させなければならなくなるだろうとの見方を示した。市場ではプロッサー総裁はインフレへの警戒感が強い“タカ派”として知られる。ただ、「金融緩和策からの『出口戦略』について具体的な内容だったため、一部の参加者がドル買いで反応した」(UBSのブライアン・キム氏)との指摘があった。

 米債券市場で長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが出た面もある。円は一時81円49銭まで下げ幅を広げた。

 円相場は前日比で上昇する場面があったが、上値は限られた。ニューヨーク市場の高値は80円87銭だった。主要7カ国(G7)による円売り介入への警戒感が強く、円を買いづらいという。

 円は対ユーロで反発し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=114円55~65銭で取引を終えた。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が前日夜にポルトガルの格付けを引き下げた。欧州の財政懸念が再燃し、円買い・ユーロ売りが優勢となった。

 ユーロは対ドルで反落し、前日終値の1ユーロ=1.41ドル台後半から1.40ドル台後半に下落した。プロッサー総裁が米金融政策の早期正常化に向けた具体策に言及したことを受け、ユーロ売り・ドル買いが優勢になった。この日のユーロの安値は1.4055ドル、高値は1.4160ドルだった。

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