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円、対ユーロで4カ月ぶり安値 NY市場

2011年03月04日 07時41分07秒 | 為替
3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は下落し、前日比60銭円安・ドル高の1ドル=82円40~50銭で取引を終えた。米金利上昇や株高を手掛かりに円売り・ドル買いが優勢だった。

 週間の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して減少し、明日4日に米政府が発表する2月の雇用統計の改善期待が高まった。米国債が売られ、国債利回りが上昇したため、日米金利差の拡大を背景に円が売られた。

 原油先物相場の上昇が一服していたことなどを受け、米株式相場が大幅続伸した。中東地域の政情不安や原油高騰を背景にリスク回避目的で円を買っていた投資家が、持ち高を解消したことも円安につながった。円の安値は82円53銭だった。一方、この日の円の高値は81円83銭だった。

 円は対ユーロで大幅続落し、前日比1円65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=115円10~20銭で取引を終えた。トリシェ総裁がが3日の欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見で、インフレ圧力の高まりを強調し、4月の理事会での利上げの可能性に言及した。早期利上げ観測が高まり、ユーロが対ドルや対円で上昇。円は対ユーロで一時115円18銭と昨年11月4日以来、約4カ月ぶりの安値を付けた。

 ユーロは対ドルで続伸。前日の1ユーロ=1.38ドル台後半から1.39ドル台後半に上昇した。ユーロ圏の早期利上げ観測からの買いが膨らみ、一時は1.3976ドルと昨年11月8日以来、約4カ月ぶりの高値に上昇した。ユーロの安値は1.3835ドルだった。

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