お役立ち情報ブログ

日々の生活やビジネスにおいて役に立ちそうな情報を収集、公開しています。

「秘密ルール」なら77円で円売り介入

2012年09月23日 17時33分23秒 | FX
 日銀は19日、追加緩和を決めました。これまでのパターンからすると、それでも円高が止まらず、77円を割れそうな動きになるようなら、私はそれはそれで微妙だと思っていますが、しかしそうなったら円売り介入になる可能性が高いのではないでしょうか。

◆追加緩和と円売り介入の「不文律」

 日銀は19日、追加緩和を行い、そして「金融緩和の強化について」という声明を発表しました。同じタイトルの声明を発表したのは、2010年以降ではこれまで6回ありましたが、そのうち4回はその後円売り介入が行われたのです。

 この4回に共通した特徴は、追加緩和に関する声明を発表する前に記録したドル安・円高の記録を更新したところで円売り介入になったということです。

 ではそれを今回に当てはめたらどうなるでしょうか。

 19日の日銀追加緩和決定前に、ドル安・円高は一時77円割れ近くまで進みました。これまでのパターンを参考にしたら、この円高を受けて日銀は追加緩和したのでしょう。そしてその追加緩和にもかかわらず、もしもドル安・円高が77円割れ含みになるようなら、今度は円売り介入の出番ということになるのではないでしょうか。

◆円売り介入しない理由、する理由

 円売り介入の前に追加緩和を行ったのは2010年8月30日、2011年3月14日、8月4日、10月27日という4回でした。これらはいずれも、追加緩和を行う前に記録したドル安・円高の記録を更新してから、即日、遅くとも2週間以内に円売り介入となっていました。
 ちょっと面白いのは、2011年8月4日と10月27日の追加緩和決定です。この追加緩和決定前、すでにドル安・円高は当時の記録を更新していましたが、円売り介入は行われませんでした。追加緩和決定を受けて、すぐに円売り介入となったのです。

 その意味では、円高阻止には、まず追加緩和、それでも止まらなかったら円売り介入といった「暗黙の順番」が決まっているようでもあります。もしそうなら、この19日の日銀の追加緩和も、77円割れ近くまでドル安・円高が進んだので、慌てて決めたもので、それでも円高が止まらなければ、今度は円売り介入に出番になるのではないでしょうか。

 ただ、ドル円は米金利と相関性が高く、私は米金利が基本的に下がらず、むしろ上昇すると考えているので、そうなれば77円割れに向かうドル安・円高の可能性は低く、その結果円売り介入も必要にならないと考えています。

 ただ、米金利などの動きによって、私の予想以上にドル安・円高となったら、円売り介入再開のシナリオも要注意ではないでしょうか。(了)

【吉田 恒氏】

1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。同社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇訪韓発言に韓国ニュース番組アナウンサー「日本の政治家は君主に不忠」

2012年09月23日 09時24分18秒 | 行政
18日に発売された週刊誌「女性自身」2555号で、天皇陛下が訪韓、韓国への謝罪へ言及していたことが報じられたが、韓国でも複数メディアが「女性自身」の記事を紹介し、大きな反響を呼んでいる。

「女性自身」記事では、天皇陛下が御所で、「私たちが、かの地を訪れることができるようになればよいのですが。これからも日本と韓国が友好な関係を保てるよう願っています……」「私は両国の友好のためなら現地で謝罪を述べることも、やぶさかではない」と、発言したとしている。

一方で、李明博大統領の発言や日韓関係の現状から「訪韓は10年どころか100年は遠のいた」という外務省職員の言葉も伝え、「天皇陛下と美智子さまの日韓友好を願う魂の叫びを韓国国民には知ってもらいたい」と記事を結んだ。

同誌の報道を受け、韓国の「連合ニュース」は、20日、天皇陛下について、2001年に「私自身としては,桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、『続日本紀』に記されていることに韓国とのゆかりを感じています」と発言したことを紹介。さらに2005年にはサイパン訪問の際、韓国平和記念塔に参拝したこともあることなど、韓国との繋がりを紹介した。

また、21日、TV番組「KBSニュース」では、アナウンサーが「女性自身」の記事を紹介した後、「君主がこのように考えておられるのに、臣下を自任する日本の政治家たちが恥知らずにも横へ反れるている。これは君主に対する不忠行為ではないでしょうか?」とコメントした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする