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阿蘇山が噴火…気象庁、噴石などへ警戒呼び掛け

2016年10月08日 09時23分39秒 | ニュース
 8日午前1時46分、熊本県の阿蘇山中岳(標高1506メートル)の第1火口で爆発的噴火が発生した。

 気象庁によると、噴煙は海抜約1万1000メートルの上空まで上がった。同庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。
 阿蘇山中岳第1火口で爆発的噴火が起きたのは、1980年1月26日以来。阿蘇山では昨年9月にも噴火があったが、噴煙の高さは約2000メートルだった。
 同庁が火口付近に設置した熱カメラでは今回、火口から広範囲に噴石が飛散した様子が確認された。飛距離は1キロ以上とみられる。同庁は今後、火口から約2キロの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。
 同庁によると、火口の北東約8キロ先の阿蘇市一の宮町では、火山灰が降ったことが確認された。火口から北東方向に火山灰が上空を漂い、8日午前8時までに、熊本県を中心に多量の火山灰が降る恐れがあるほか、兵庫県南あわじ市でも降灰が予想されている。降灰する地域では、視界が悪くなったり、吸い込むと具合が悪くなったりする可能性がある。
 気象庁の斎藤誠・火山課長は8日午前4時に開いた記者会見で「(噴煙の高さが)1万メートルを超える噴火は非常に珍しい。熊本地震との関連はわからない」と話した。