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「成功する起業家」の24時間の使い方とは?

2016年10月04日 07時58分05秒 | 起業
■成功者は「朝6時」に何をやっているのか?

自分の実力を試すべく、あるいは会社や時間に縛られる生活に嫌気が差し、起業の道を選ぶ……。だが、多くの人はすぐに「こんなはずではなかった」と後悔し、結局、失敗への道をたどることになる。

では、起業して成功する人と失敗する人の違いはどこにあるのか。多くの起業家を知る経営コンサルタントの濵田将士氏によれば、それは「時間の使い方」だという。では、本当に稼げる起業家の「時間術」とは?

■起業をしたのに「週休2日」などと考えてはいけない

経営コンサルタントという仕事柄、多くの経営者、起業家と出会ってきましたが、昨今、起業家において、稼げる起業家と稼げない起業家の二極化が進んできているように思います。

ただ、その違いは元からの能力というよりも、あくまで「時間の使い方」に起因するところが多いのです。そこで、私自身の経験から、稼げない起業家が稼げるようになるための時間の使い方のポイントについて、お伝えしたいと思います。

まず、起業後もサラリーマン的な働き方を当たり前の基準としている方は、稼げません。サラリーマン的な働き方とは、たとえば、「週休2日欲しい」「1日8時間労働がいい」というようなこと。

私の周りで年収3000万円以上を得ている起業家で、そんなことを言っている人はまずいません。年間の休日は1日あるかないか程度。毎日朝6時から仕事をして、夜10時あたりまで働いている。そんな働き方を当たり前のようにこなしているのです。

私のクライアントのある社長の例です。以前は、始業1時間前に会社に行き、仕事の準備をし、夜9時くらいまで仕事して帰宅というライフスタイルだったのですが、正直、あまり稼げていませんでした。

私が彼にアドバイスしたのは、「本気で稼ぎたいならまず、朝は6時から働きましょう」ということでした。彼は私のアドバイス通りに毎朝6時に会社に行き、それを習慣化するため、時計と自分を一緒に映した写真を毎日、ブログにアップするようにしました。これを半年続けた頃、彼の会社の売上は、今までとは比較にならないほど上がっていたのです。

単に「毎朝6時から働く」ことを実行しただけでは、多くの方が「何をすれば良いのかわからない」という状態になります。でも、それでいいのです。これを自覚することが、稼ぐための第一歩。そして、今まで何をすれば良いのかわからなかったこの時間を有効に使えるようになれば、確実に稼げるようになるというわけです。

■集客のプロセスを知らないから、顧客が集まらない

稼げるか稼げないかの違いを端的に言ってしまえば、「集客できるかどうか」となります。集客には、3つの柱があります。

1 見込み客の集客

2 はじめて客の集客

3 ファン客への育成

簡単に解説すると、「見込み客の集客」とは、あなたやあなたの会社、あなたの扱っている商品や価値観、世界観に興味のある方たちを集めることです。「はじめて客の集客」とは、その集まってくれた興味のある方に、はじめて商品を購入してもらうためのアプローチです。そして「ファン客への育成」とは、消費金額を高めて、あなたのお店以外には浮気しないファン客に育てることです。

具体的には、ブログを書いたり、フェイスブックに記事を書いたり、一度接点を持ったお客にお礼状や手書きDMやニュースレターを送るという行為になります。この3つの柱をバランスよく動かすことが大事なのですが、多くの人は「見込み客」がいない状態にもかかわらず、「はじめて客」を集客しようとしたりして、結果が出ないのです。

最大の問題は、集客に力を入れていない起業家が多いことです。商品品質を上げることやサービスの向上には力を入れても、集客スキルを身につけたり、具体的な行動を起こすことを忘れてしまっている起業家があまりに多いのです。

■稼げる起業家が「朝6時」にやっていること


ここで、先ほど出てきた「朝6時から何をするのか」につながります。それは他でもない、集客です。今までやっていないことをやるのですから、新たに時間を捻出するしかありません。そのためには早起きするか夜ふかしするかしかありませんが、頭を使う作業の多い集客作業は、あまり夜に向いていません。朝6時のまだ誰もいない会社やデスクで、集客をするための時間が取れるかが、稼げる起業家になれるかどうかの分岐点なのです。

私も前職のサラリーマン時代は夜型人間でしたが、独立してからは完全に朝型に変えました。朝6時には、必ずパソコンの前に座り集客の仕組みを動かしています。たとえば、下記のような作業です。

1 見込み客の集客

執筆、ブログ投稿、フェイスブック投稿、講演やセミナーの企画

2 はじめて客の集客

メルマガ投稿、セミナー講演DM作成

3 ファン客への育成

お客さまとのコミュニケーション(CRMなど)

この流れは私が長年かけて整えた仕組みで、すべてが有機的につながり、効率的に作用するようになっています。しかし、始める際にはそこまで考えることなく、「まずは始めてみる」ことが大事。やってみれば、いずれコツがつかめるようになります。逆に言えば、そこまではやり続けることが重要なのです。

■「3つの自己投資のステージ」とは?

とはいえ、何も参考せずにいきなり集客策を考えるのも無理があります。もちろん、それに見合った勉強をすべきですが、起業家は、自分の成長ステージにおいて何に投資すべきかが変わります。ステージに見合わない投資は、返ってくるまでに時間がかかります。

レベル1:知恵とノウハウのインプットにお金と時間を投資する。

起業したばかりの人はまず、ここに資源を投資すべきです。

ここには2つのカテゴリーがあります。1つ目は、先ほど挙げた集客スキル。このスキルを高めることは、どんなビジネスを行なう人も必須です。書籍やセミナー、勉強会などで知識をインプットしていきましょう。

そして、もう1つは「知恵」です。知恵とは、知識×経験です。自分が師と思える方と出会い、様々な知恵や貴重な経験を直接教えてもらうことです。

レベル2:働く時間を再設定し、持てる時間すべてを仕事に投資する

やるべきことが明確になったら、自分が持てる時間を再設定し、最大限の時間を仕事のために投資するのです。だからこそ朝6時に出社し、休みなく働く必要が出てくるのです。大切なのは、結果を出すコツがつかめるまであきらめず、しっかり続けることです。

レベル3:広告費、販促費に投資する。

集客ができ、売上がある程度確立できてから、はじめて広告費や販促費に投資をします。ここで広告費や販促費をケチると、せっかく良い仕組みで集客でき、素晴らしい商品を販売していたとしても、タイミングやチャンスを逃すことになります。

■サラリーマンマインドを今すぐ捨てよう

ここまでお読みになった方は「起業家として成功するのはなんて大変なことなんだ」と思ったかもしれません。でも、それは当たり前のこと。起業をした瞬間、あなたは従業員ではなくなるのです。それにもかかわらず「サラリーマンマインド」をいまだ捨てきれていないから、成功できないのです。

サラリーマンマインドはいくつもありますが、ここでは、起業家として稼いでいくために、とくに捨てるべきものを3つご紹介します。

1 「なんとかなる」

サラリーマン時代にはよく使っていた言葉かもしれませんが、「なんとかなると思います」というセリフを吐く起業家はまず、稼ぐことができません。サラリーマン時代に「なんとかなっていた」のは、会社という組織がなんとかしてくれていたから。起業家は、自分自身の力でなんとかしなければ、なんともなりません。

2 「仕事をしていれば自然に成長できる」

サラリーマンが仕事の中で成長できたのは、会社という組織が成長させてくれる環境整備をしてくれていたからです。ただ、起業をしたら誰も環境整備をしてくれません。しかも起業とはゴールではなく、スタートです。自己責任で成長していかねばなりません。

たとえば、うまくいっている起業家のマネをするのは非常に有効な手段です。ただ、考え方だけでは足りない。成果につなげるには、技術が大事。技術は、意図して真似することで身につき、やっている間に意味が理解できるようになるもの。このように自ら積極的に学んでいかない人に、成長はありません。

3 「今までの組織で、居心地の良かったことを忘れる」

サラリーマン時代は、社内の他の人よりも優れた武器が何か一つでもあれば、居心地良く過ごせたはずです。ただ、起業家になると、その枠組みが大きく「社会」へと変わります。会社で通用した自分の武器が、社会で通用するとは限りません。今までの居心地の良さをいったん忘れ、社会で通用する武器を改めて作るという意識を持つことが、サラリーマンマインドから脱却するためには不可欠なのです。そのためには自分の今までの長所は何かという棚卸を行なうと同時に、これから身につけるべき武器は何か、そのためには何から始めればいいのかを整理するといいでしょう。

起業家という道は非常に険しいものですが、起業家という生き方はとても素晴らしいものだと、私は確信しています。「稼げないから」という理由でそれを諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。

みなさんもぜひ覚悟を決めて「サラリーマンマインド」を捨て、新たなチャレンジを繰り返してもらいたいと思います。

濵田将士(はまだ・まさし)経営コンサルタント

大阪生まれ。大学卒業後、日本最大級の経営コンサルティング会社である株式会社船井総合研究所に入社。そこで今まで誰も成功していなかった新たなコンサルティング分野を立ち上げる。2013年独立し、株式会社アドバンスシフトを設立。いままでに業績アップコンサルティング136社、店舗プロデュース41店舗の実績を持っている。その他、起業スクールの講師や講演家として活動している。年間280日以上のコンサルティング実務を行っている。年商3000万円の会社から一部上場企業まで年商規模に関わらず経営と集客の指導を行っている。

人口減少や高齢化社会という時代にターゲティングやセグメントの概念とは、真逆のアプローチで業績の劇的向上を実現するワンオリ(one&onlymarketing)を用いて地元密着の業績アップなども行っている。またセミナーや講演、ワンオリ講座も開催している。(『The21online』2016年09月13日公開)
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血液中からのHIVウイルス完全除去に医療研究チームが成功

2016年10月04日 07時34分12秒 | 健康
難病・エイズを発症させるHIVウイルスは、ヒトの体を守る免疫細胞に感染して抵抗力を弱め、非常に高い確率で死に追いやります。恐怖のウイルスとして恐れられているHIVウイルスですが、イギリスの共同研究チームが、新たな治療法を用いることで男性患者の血液からHIVウィルスを除去することに成功したと発表しました。

British scientists on brink of HIV cure | News | The Times & The Sunday Times

http://www.thetimes.co.uk/article/british-scientists-on-brink-of-hiv-cure-w7zb86zw0

HIV cure close after disease 'vanishes' from blood of British man 

http://www.telegraph.co.uk/news/2016/10/02/hiv-cure-close-after-disease-vanishes-from-blood-of-british-man/

今回の「HIV治癒」に成功したのは、イギリスのオックスフォード大学、ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ロンドン大学、キングス・カレッジ・ロンドンの5校による共同研究チームです。同チームでは、50人のHIV患者に対して新たに開発された治療法の治験を実施しており、今回のウイルス消滅が確認された44歳の男性はこの治療法による初の成功例となっています。

研究チームの科学者によると、男性の血液からはHIVウイルスがまったく検知されない状態であり、この状態が継続されることが確認されると、初の「HIV治癒」の状態と呼べるものとなるとのこと。イギリス国立衛生研究所のマーク・サミュエルズ所長は「私たちは、HIVの治療における本当の可能性を追求しています。この研究は非常に大きな挑戦であり、まだ初歩の段階であるにも関わらずその成果は目を見張るものがあります」と、研究の重要性と成果について語っています。

HIVウイルスは、ヒトの免疫系で非常に重要な役割を果たす細胞であるTリンパ球やマクロファージなどに感染して乗っ取り、体内の免疫細胞を減少させてしまうことで、通常は感染する事が少ない病原体にも感染してしまう状況を作り出します。この状態のことをエイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群)と呼び、代表的な23の疾患に感染して発症した時点でエイズと診断されます。従来の治療では「抗レトロウイルス療法」と呼ばれる手法が用いられていますが、この治療法にはウィルスに感染して潜伏中の細胞には効き目がないという欠点がありました。

この問題を解決して治療を飛躍させる可能性を持つのが、効果が確認された今回の治療法というわけです。この治療法は2つの段階からなっており、まずはワクチンを使って体内のHIVウイルス感染細胞を除去します。そして次に、新たに開発された「Vorinostat」と呼ばれる薬を用いてHIVに感染したT細胞を活性化させることで、患者の体の免疫系に攻撃を加えさせ、ウイルスを消滅させてしまうというものです。

ウイルスの消滅が確認された男性は「もし治療が実現したということであれば、それは素晴らしいことでしょう。前回私の血液を検査したのは数週間前でしたが、その中にはウイルスは見つかりませんでした」と語っています。また、この研究に参加したことについて、「今回の参加を決めたのは、他の人を救うことと同様に自分自身を救うためでもあります。もし、これまでの長年の研究の結果としてこの病気から人々を救うことができるとしたら、それはとてつもない功績と言えるでしょう。そのことに自分が関わっているのが信じられません」と語っています。

インペリアル・カレッジ・ロンドンのサラ・フィドラー博士は「この治療法は、患者の体から潜伏中のものも含めたHIVウイルスを完全に除去することを目的に作られています。研究室レベルでは成果が確認されており、これは人体においても結果を出すことでしょう。しかし、実際の治療行為として用いられるまでには、まだまだ長い道のりがあることを強調しておきたいと思います」と語っています。
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