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すぐ辞める若者は合理的——「裁量労働悪用する」会社は採用できない

2018年03月04日 08時50分17秒 | 労務
裁量労働制の対象拡大をめぐり、政府のデータ処理が不適切だったとして実施の先送りが検討されるなど、国会が紛糾している。
裁量労働制とは、実際の労働時間に関係なく、労使で合意した時間だけ働いたとみなして、賃金を支払う仕組み。
何時間働いても賃金が一定であることから、裁量労働制が結果的に企業の人件費削減に使われるのでは、との声は根強い。
時は空前の人手不足時代。無制限に残業をさせたら、若者はすぐに辞めるどころか、そもそも採用できなくなるかもしれない。
「今、多くの若手は、安心・安全な職場を求めています。
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ADHDの子を持つ親を悩ませる「汚部屋」「忘れ物」という死活問題 ホント、参っています…。

2018年03月04日 08時44分59秒 | 福祉
漫画家のかなしろにゃんこ。です。発達障害のADHDと軽い自閉スペクトラム症がある息子、リュウ太は現在19歳。小さい頃から授業を抜け出したり、気持ちの切り替えができなかったり、友達と揉めたりと、ドタバタな日々を送っております。
問題が起こったときに、ただ厳しく叱ればちゃんとするかというと、そう一筋縄でいかないのが発達障害。親として、息子にどう伝えれば分かってもらえるのかを試行錯誤する日々を、ここまでご紹介してきました。
ADHDあるある「忘れ物問題」
ADHDの正式名称は「注意欠如多動性障害」といいます。つまり、“生まれつき注意力が散漫だったり、じっとしていることが超苦手”ということ。息子もその障害名のとおり、注意力が非常~に欠如しています。そんなADHDの特性の中で外せないのが“忘れ物”と“無くし物”なのですが、我家の息子もこれまで無くしてきた物は数知れず……。
息子の発達障害診断前は、おドジでヌケているから無くし物をするんだと思い込んでいた私。怒りすぎて、息子を精神的に追い込んでしまったこともありました。
「リュウ太くんは物がなくなるとパニックになって、“お母さんに怒られる”と言って泣いてしまうことがあります」と学校の先生に聞いたときは、ショックでした。
しかし親としては、息子が物を無くす機会が多くなると、購入しなおす頻度も増えるから勘弁してほしいわけです(涙)。教科書を無くしたときはどこにも売っていなくて、結局遠方の専門書店に行かなければなりませんでした。こう無くし物が多いと、普通に教科書を持たせて授業を受けさせるだけでも一苦労ですよ、まったく。

対策として、学校に行く前に必ず「持ち物確認!」と促したり、“月曜日の持ち物の上履きや体操着は、玄関のドアノブにかけておく”というルールにするなど、忘れ物や無くし物を少なくしたくて私も考えました。しかし、それが通用するのは小学校まで。
中学生になると、学校の教育方針として「自主性」が掲げられたのです。
「自分のことは全て自分で行えるように」とのことでしたので、親も見守るだけで一切手だしをしないようにしました。
……って、定型発達の子はきちんとやれるんでしょうけどね。ADHDの息子は案の定、入学早々に忘れ物無くし物キングですよ。あはははは!

学期末テストが近くなったある日、「くっそー! どこいったー!」と息子の怒鳴る声が家中に響き渡りました。テストの後に提出必須の問題集がなくなったとかで、物をどかしては探すのプチパニックです。
息子の部屋の床には、教科書、問題集、プリントなどが、ゲームソフト、マンガ本、お菓子の空袋なんかと混ざり合って散乱しています。いわゆる“汚部屋”というやつです。無くすうえに探すことが苦手なもんですから、汚部屋から発掘するのは至難の業!
「全然ねーじゃん! マジかよー!!」と、物にあたる音も聞こえてきます。見つけられない自分に怒りが湧いて怒鳴っているんですが、わざと私に聞こえるように言っている気もします。
「私に探して欲しいSOSかな?」と思って仕方なく手を貸してあげるんですけど、マジで出てこない!!!!
そう。このときは、本格的に無くしているパターンだったのです!
…問題集を提出できないってことは……ハイ! 内申書に響いちゃいまっす!
論理的に導き出した結論(?)の「ブタカバン」
こんなことが頻繁にあった息子の、中2のある朝のことです。物がパンパンに入ってはちきれそうになっているブタカバンを持って、学校に行こうとしているではありませんか。こんな太った学生カバン、見たことがない!というレベルです。
(このエピソードは、『うちの子はADHD 反抗期で超たいへん!』で詳しく紹介しています。気になる方は、是非読んでくださいね!)
「なんでそんなにブタカバンなの?」と聞くと、息子曰く、「注意欠陥の特性からか、気をつけて時間割を揃えても必ず忘れ物が発生してしまう。それがイヤだ」と思ったそうです。そこからの発想が見事でした。
「忘れ物がイヤだから、全教科持って登下校することにした」
「しかもオレは、物を両手に持っていたら必ず一つはどこかに忘れてしまう」
「だから、全教科持っていくとしても、一つの鞄にまとめる!」
という息子独自の三段論法(?)で、このブタカバンにたどり着いたようでした。自分の弱点に気がつき、自分なりに対策しようと考えられたことに少し成長を感じた母なのでした。

息子が自分の弱点に気がついたのは、読書の授業で図書室を利用した際に、偶然見つけた発達障害の本からでした。
その本に自分と同じ不注意のケースなどが載っていて「ああ!オレのことだ!」と納得したことがきっかけだったと言います。
小学校の頃から私が口を酸っぱくして言い聞かせてきた「忘れ物のないように!」という何千回もの言葉より、自分で調べて気がついたことの方がよっぽど効くもんですね……。
その後、ブタカバンの登下校は卒業まで続きました。中3の一学期に、カバンの取っ手が過重に耐えられず一度壊れましたが(笑)。
汚部屋にもメリットが……!?
忘れ物・無くし物と並んでADHDあるあるに数えられるのが、先ほどから話題にあがっている“汚部屋”です。ADHDの人は片付けが苦手で、汚部屋にしてしまう人が多いのです。もちろん例にもれず、息子の部屋も見事な散らかりっぷりでございます。
その理由について、高校生になった息子に聞いてみたところ、「散らかっているほうが落ち着くし」と言うではありませんか!
息子は汚部屋に悩むどころか、整理整頓の必要性そのものを感じていなかったのです。床に物が散らかっていると探しにくさはあるそうですが、「だいたいこの辺に置いた!」とかの曖昧な記憶でなんとかなるんだとか。

注意力が欠如している息子にとって、目に入ってきて初めて「物がそこに存在する」という認識になります。けれど、棚や引き出しにしまって姿が見えなくなってしまうと、もうそのことを忘れてしまうのです。だから、目に見えていない物は「そのものが無い」という状態になるということでした。
だから、片づけられないというよりは、“所有している物を床に置いて見やすくしている”ということのようです。でも、物と物が重なって隠れてしまうと、結局探せなくなってしまうんですけどね……。

「暮らしにくさ山盛りじゃないか? 物を減らせば暮らしやすくなるのに!」と思うのですが、息子に言わせると「あのとき買ったんだよな~。思い出があるな~」と思うと、どれも捨てられないんだそうです。
そんな息子もたまに(年に3回?)は、部屋を大掃除してピカピカにする日もあります。でも、きれいな状態はもって3日ですね。現在も我が家では、「捨てろ!」「ヤダ、捨てない!」問題が議題の上位にあって、度々もめています(涙)
ルール整備と工夫で乗り切る!
息子だけでなく夫も物を管理することが苦手な我が家。私の画材や、家族で共有しているハサミやピンセットなどの道具は、誰かに持っていかれたまま行方不明になることがよくあります。
ハサミはもう何回買い直したかしら……トホホ。
そこで我が家の対策として、“私が物の定位置を決めて、そこに必ず戻す”というルールを決めました。物の場所をハッキリ決めれば、その位置に物が長時間無いときに気がつきやすくなるからです。早めに気がつけば、「ハサミを使った人は、今すぐ戻してね」と促すこともできますからね。

それだけでなく、「お母さんアレはどこ?」といちいち聞かれないで済むというメリットがあるので、とっても便利です。
また、物を置く位置を変更するときは、息子と夫にも新しい位置を確認してもらうようにしています。

家の中でルールを整備して、家族みんなが認識して守る。我が家ではこうすると何かと時間のロスが少なく、ケンカも減りました。
実は私も、結婚するまでは物の管理が上手ではありませんでした。しかし、息子のような特性の子と暮らしてみて「きちんと管理しなきゃ!」と気づかされ、できるようになったのでした。
オシャレで便利な対策グッズ!?
私が克服できたとしても、私と息子は別の人間。ADHDの人の注意欠陥は治るものじゃありません。息子の「ウッカリ忘れた! 無くした!」は今後も、一生続くでしょう。だからこそ、自分で暮らしやすい物の管理の工夫を考えていく必要があります。
息子の物の管理で工夫したといえば、財布をゲームセンターのゲーム機の上に置いたまま帰宅したことがありました。パニックになっていた息子を見て、「とうとう命の次に大事な物やりやがったな…。コレがもし会社員で、大事な書類だったらどうなるんだろう……」とブルったことがあります。
結局、財布は小銭しか入っていなかったためか、探しに行ったらゲーム機の上に置かれたままになっていました。盗難やいたずらなどはされずに済んで、日本の治安の良さに改めて感動したものです。
小さいころは、紛失防止のために首から下げるタイプのお財布を持たせていましたが、「さすがに中学生にソレでは痛いかも…」と思って、普通の財布にしたらすぐにこの惨事ですよ。まったく。
そこで、ヤング(死語?)な洋品店に売っている“カッコイイチェーン”をプレゼントしました。それで財布と鍵をズボンに繋ぐようにしたら、すっかり無くさないようになりました。
ちなみに私は、今の今まで「みんなもおっちょこちょいで財布無くすから、無くし物対策グッズでチェーンが売ってるんだネ ♡便利便利 ♡」と思っていましたが、違うんですね。ファッションアイテムなんですね(笑)。この原稿の打合せで編集さんに指摘されて、初めて知った母でした。。
編集:森祐子
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