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欧州市場、不安くすぶる 伊・ベルギー国債が下落

2011年10月06日 06時07分02秒 | 経済
5日の欧州市場ではイタリアやベルギーの国債の利回りが上昇(価格は下落)した。財政や金融システムへの不安から債務不安国の国債への売り圧力が強まっている。独仏など主要国の株式相場は欧州連合(EU)が銀行への資本注入を検討するとの報道を受けてひとまず反発したが、市場の不安はなお強い。

 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、イタリアの長期債務格付けを「Aa2(ダブルAに相当)」から「A2(シングルAに相当)」に3段階引き下げたことを受け、イタリアの10年物国債利回りは前日に比べ0.05%程度高い5.5%台半ばで推移。市場関係者によると、欧州中央銀行(ECB)が買い支えているもよう。

 大手格付け会社によるイタリア国債の格下げは、最近では米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に次ぎ2社目。予想されていたが、シングルA格への引き下げで「投資対象にしない運用会社が出てくる」(英バークレイズ・キャピタル)との見方もある。

 ベルギーの10年物国債利回りは4%弱と前日より0.2%上昇。主要国の国債のなかで価格の下落が目立つ。仏・ベルギー系金融大手デクシアの救済で債務が膨らみかねないとの見方が広がった。

 株式相場では独株式指数DAXが一時前日比5%超、仏株価指数CAC40が同4%超上昇するなど、大幅反発。銀行株が上昇した。
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