日曜日は14時過ぎにおうちに着いたので、午後は寅ちゃんの基本塗装。
AFVはあとでまとめて塗ればいいので、組立てをリビングのこたつでTVを見ながら家族団らんの中でできるのが好いね。
暖かいし、「またお父さん自分の部屋にこもってる・・」と思われないしね。教育上よろしい。
書いていて思ったが、リビングでこたつっておかしくね?居間にこたつ、リビングには暖炉だろ。なんでもありのこの国に生まれて好かったな。
こたつ工作ができるのも、このタミヤの寅ちゃんがすごいから。まさにストレスフリー、あっという間に形になる。
ハードなペーパー掛けが不要なので、ワインを飲みながらでもできる。実質酔っ払い2晩で組立て完。
何度も仮組みして追い込んだのであろう金型精度は抜群、よく配慮されたゲート位置、適度な省略と破綻のない造形のバランスが一流だねえ。
スランプ脱出のリハビリにはどんぴしゃだね。次は1/48のヤクパンが好いかな。
1/48は部品自体が小さいので、歪みやヒケの目立つ大きな部品がない分、成型には有利なのかも。
エアフィルターと砲身は構造上どうしてもモナカになるので、パテとサンディングが必要だけどね。
砲身は2ピースだったので、ボール盤に咥えて回しながら削った。
気になった箇所は、バラバラの履帯。
バラバラは好きなんだけど、組説の通りにやると起動輪のすぐ後ろで急降下して1個目の転輪にくっついちゃう。けど2個目の転輪あたりまで着地を伸ばしたい。
組説を無視してそれをやったら、ひずみが下側に出てしまって、第1転輪の前からカックンと急上昇するようになっちゃった。曲線で立ち上げたかった。
バラバラといっても10cm、2cm、1コマと3タイプある。接着を省くのと曲げるのの両立で2cmを設定したようだが、不要と思う。
自分のひずみは、最後に2cmのしか残ってなくて、それをここに使ったから。
10cmのをもう少し長くして、あとは全部1コマタイプばかりでいいのでないか。その方が調整しやすい。
シャーシのダイカストは苦情が多いようだけど、加工なしの鋳造だけでゲートとオーバーフローを取っただけだとしたら、かなりの高精度。
薄肉でも変形してないし、よいでき。
でも下塗装までして、たかがシャーシにコスト掛けすぎじゃね?強度の必要な箇所じゃないし。
これだったらエッチングパーツ入ってた方が好いかな。
持ち手用のタップを直接切れる位しかメリットが無い。
昔、ウオーターラインの島風の底板が金属だったよね。ずっしり感だけ必要ならだったらウエイトで良いんじゃない?
あとプラの材質が一般的な1/35のPSよりも軟質な気がする。
1/48の小さな細い部品の破損防止が目的と想像するが、ヤスってもサクッと削れず毛羽立ち残りが多いように感じる。
この材料をもってしてもワイヤーなんかランナーから外すときに折ったけど。
改造したりエッチングパーツを使うとリハビリにならないが、ちょっとはイジリたい。
ハッチのハンドル2箇所を真鍮線に替え、牽引ワイヤが塗装図に比べ長かったんので短くカット。
で塗装。
ガイアのオキサイドレッドが使いたかったのと、ダイカストとの質感をそろえる目的で、ブラックサフと混ぜたこげ茶色を下半身にプーッ。
その上に、以前 1/35のベンツL3000を作ったときに調色した青緑入りの明るめなジャーマングレイと、ガイアのGグレイを混色して最も暗い基本色として吹いてみた。
ライトが近いので青くみえるけど、現物はかなり黒に近い、暗い色。
この上に2段階でGグレイを上掛けする構想。
このトラックの時はグレーサフの上にいきなり自家調色Gグレーを吹いた。
エナメル黒でウオッシングして、油絵の具でフィルターして粉をパラパラして、自分のイメージ通りの仕上がりになった。
自分のイメージといっても、電撃戦のときにポーランドにいて見てきたわけじゃないので、アマモや他人の作品の刷り込みに決まってるけど。
写真は色温度調整が悪く、黄色っぽくってわかり難いが、黒っぽいグレイがホコリだらけになったというお姿。
カッコいいタイヤだな、と思ってたら思い出した。
付属のゴムタイヤを使いたくなくって、シュタイヤーの新品2個つぶしてぶん獲ったんだった。
窓を開けたり、ティッシュで幌作ったりして頑張ってるね。
車幅ポールとか屋根の三角板とか、窓は本当に開くのかとか・・・マニアに突っ込まれる箇所が満載だけどね。
スケールを考えると寅ちゃんはもっと明るくせんといかんなあ。