釣りにも行けず、プラモデルを作る気も起きません。
自粛の鬱というわけではないのでしょうが、なにもやる気が起きません。
でも、休日は本を読んで過ごすようになりました。
ネットの情報が誰でも簡単に得られるので、それと同じ内容を雑誌でやっても、有償であるというだけでも勝負にならないですよね。
今回の両誌は、色々な意味でかなり深く、読み応えがありました。
素人でよくわかりませんが、これくらい掘り下げた内容でないと紙媒体は勝てない気がします。
いつもはサラッと読了ですが、今回は隅々まで見逃すまいと丁寧に読んでます。
ターゲットを絞れてきたというか。今までは初心者からベテランまで総て網羅しようとしてる感がありました。
特集がかなりマニアックで専門的な部分にも踏み込んでいるのですが、そうしたからといって初心者が離れていくかというと、そうではない気がしますね。
タミヤの接着剤は白ブタがトロトロで、緑ブタがサラサラってことを知らないような初心者が、そもそも¥1000以上出してこんな雑誌買わないでしょう?
スケビの飛行機のリアルな汚れの記事と、アマモのビン生塗料の明度彩度を変化させる調合方法のレシピは特に勉強になりました。
横山さんの「なぜリアルな模型を脳は喜ぶか」というコラムも面白かった。
新しいのだけではなくて、古い本を出してきて読み直しもしています。
学研歴史群像の巡洋艦の特集。
大型の重巡洋艦は赤城、妙高など山の名前で、軽巡洋艦は利根や筑摩など川の名前なのに、川の名前の最上がなぜか重巡という話は、艦船ファンなら常識なので置いておいて。
今回読み直して初めて気づき驚いたのは、最上を重巡たるべくした8インチ主砲に換装する前の搭載主砲である、60口径15.5cm砲の命数がたった300発だったという事実。
初速が速く、射程も8インチ砲に迫り散布界も狭い優秀砲と当時の関係者が語っていますが、たった300発撃ったら砲身を交換しなくてはならない大砲で、本当に戦争をする気だったのでしょうか。
見た目はなんとなく3連装の方がカッコいいので、プラモデルを作るなら軽巡時代にしようと思いますけどね。
もう1冊は、買ってからバッグに入れっぱなしで、冒頭だけ読んで放置されていたこれ。
やっと半分ほど読んだところです。
ネタバレになるので詳細は記しませんが、勝手に思い込んでいた独アフリカ軍団のスマートなヒーローというよりは、亜流から成り上がった一種ドロ臭い人間味を持った方というリアリティを感じます。
居間のソファと、書斎の安楽椅子と、寝室のキャンバスチェアの3か所に分散して何冊か積んであって、30分読んでは場所を移動して別の本を読む、という食い散らかし読みをしています。
その合間に居眠りしたりして。なんか集中力が続かないんですよね。
それが最近の週末の過ごし方です。