YMOやミカバンドなどのドラマーだった高橋幸宏さんと、ギタリストのジェフベックさんの訃報を聞きました。
音楽を聴くときにドラムがどんなことをしているか、注意して聴く習慣がなかったので、幸宏さんがどんなドラマーだったのか印象がありません。
大貫妙子のアルバムは坂本龍一プロデュースが多く、細野さんや幸宏さんが参加している曲も多いので、バックでドラムを叩いているのを何曲かドラムを意識して聴いてみました。
曲のイメージを考慮されているからでしょうが、手数が多くなくてストイックで出しゃばらないドラムを叩くんだなと思いました。
釣りが趣味でフライフィッシングをされていることを知っていたし、若い頃よく読んだ椎名誠と交流されているのを読んだことがあって、ミュージシャンの部分以外の幸宏さんにより親近感を感じていました。
ジェフベックという名前は知っていましたが、演奏はあまり聴いた覚えがありません。どちらかというと我々よりも上の世代のヒーローだった気がします。
30年ほど前に会社の先輩がターンテーブルが壊れたからと、持っていたレコードを全部くれました。
その中にあったはずだと探したら、2枚あったので初めて聴いてみました。
ワイアードというアルバムで、調べてみると名盤と書いてあったので好都合です。
ヤードバーズやクリームのようなブルースなのかと思ったら、フュージョンっていうんでしょうかジャズに近い感じなんですね。
ラリーカールトンやリーリトナーのような、ギターが主役で他は脇役という感じではなく、ベースやキーボードもかなり主張します。
美しいメロディに浸るというよりも、楽器のテクニック合戦のような緊張感のある演奏でした。
先輩もあんまり聴いていなかったようで、レコードはほとんど新品で良い音でした。