3/24(金)旅行最終日。雨はほとんど上がっていました。
早朝にホテルの温泉大浴場に浸かり、朝食バイキングを早々に済ませました。
朝食で大盛ご飯などを食べるとまたベッドで寝ることになるので、軽く。
8時過ぎにチェックアウトし街の散策に出ました。
駅前のホテルの窓から吉井川の対岸にある城山がよく見えました。
桜はもう少しのようですが、足の痛みもひいてきたので時間つぶしに行ってみることにしました。
翌日の3/25から「津山さくらまつり」があるようで、駐車場やその他の準備が始まっています。
旧津山機関区の跡地に扇形機関庫が残っており、博物館として営業しているので見学する計画にしていました。
オープンが9時なので、大回りして商店街も見物してから向かいました。
当日の見学者第1号で入場。
車両の保管には屋根があって良いと思いますが、庫の中は立ち入り禁止なのでお顔しか見物できません。
昨日の倉吉のC11もそうですが、小樽の鉄道博物館なども、屋外展示は車両が痛んでしまい、色褪せ錆びてしまって残念だなあと思います。
大宮のように保管にも見物にも良いような施設を建てられるほど見学者が見込めれば、もう少しお金を掛けられるのでしょうが。
SL時代の末期に1両だけ試作された、DE50という強力なディーゼル機関車が、他では見られない貴重な展示物でしょうか。
この日はここの見学が終わったらそのまま帰る計画です。
姫新線の乗り継ぎが悪くて、他にイベントを盛り込めないのです。
姫路方面行は、津山発956の次は1215まで空きます。
早い昼食にして1215に乗るつもりですが、11時過ぎないとメシ屋も開かないので駅の待合室で休憩。
ビールを飲みながら、勤務中の友人にLINEやメールを送ってヒマつぶし。
本当は蕎麦屋で日本酒にしたかったのですが、駅前の鉄板焼き屋にしました。
昼はランチのみで居酒屋メニューは出せないそうです。
津山名物のホルモンうどんにしました。
昨夜の居酒屋とホテルの朝食バイキングとこの店とで、ホルモンうどんは3回目ですが居酒屋のが一番好みでした。
大手酒造メーカーの日本酒は好きではないのですが、最近の地方の蔵の日本酒は、純米クラス以上を頼めばまずハズレがないと感じています。
津山のお酒もちゃんと真面目に造られているのがわかりました。
1215発のこの小さい気動車で行きます。
途中、佐用と播磨新宮で乗り継ぎ。
佐用では1時間半も間が空きます。
ここから播州に入り兵庫県に戻ってきました。
街を歩いていると「災害復興」と書かれていたので検索してみると、数年前にひどい水害に見舞われ多くの犠牲者が出たということ。
夜に川が氾濫し、真っ暗な中、避難しようとして流されたという話が記憶にありましたが、この町での出来事だったようです。
駅に戻っても何もすることがありません。
この日、家に戻ってから確認すると20,000歩以上歩いていましたが、あまり収穫のない日でした。
乗り継ぎが悪いのは、この智頭急行線という第三セクターの新線が、大阪と岡山の両方面から鳥取への短絡線として最速で結んでいるためです。
佐用は姫新線と智頭急行線のジャンクション。
姫新線には、もう都市間連絡の機能は不要となっているので、短区間の乗り継ぎの悪い列車ばかりなのですね。
佐用の桜ももう少し。
このローカル路線は、播磨新宮から様相が変わります。
やってきたのは気動車ながら今風のやつ。
いきなり近郊区間になった感じ。
駅には古い農業倉庫が併設されているのが見られるようになります。
播磨平野まで下りてきたのですね。穀倉地帯なのでしょう。
これはどうも素麺屋の蔵みたいです。
検索したら、「揖保乃糸」っていう素麺の商標は素麺組合のもので、作っているのは1社だけでないとのこと。
どうやって生産量の分配とかしてるんでしょうねえ。そっちの方が興味があります。
姫路1537着。
姫路駅の駅ビルで雨の日でも滑らない靴を買おうと下車しましたが、気に入ったのがなくて買えず。
16時過ぎののぞみで名古屋に向かいました。
あっという間の夢のような3日間でした。
ひとりは自由気ままで楽しいということ、鉄道旅は車と違って酒が呑めて楽しいということ、地方ローカル線は昔と違って都市間連絡は特急にまかせて、各駅停車はローカルサービスに徹しているので乗り継ぎ旅行には向かない、ということを実感した旅でした。