心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

さー、夏休み

2007-08-10 | 心の体験的日記
大学は15日まで閉門
自分の家にこもっているとなんとなく
後ろめたい気持ちがあるが、大学も閉門となると
おおいばりで遊べるし、怠けられる
かといって、とりたてて何かをするわけでもない。
ごろりと寝て小説でも読むくらいかなー

ゲームに熱中させるもの

2007-08-10 | 心の体験的日記

 コンピュータ・ゲームへの熱中の特徴を探ってみると、次のようなものを挙げることができます。勉強への熱中にも参考になるものがあります。(海保博之)
 ・ゲームだけに集中していて他のことを忘れる(集中性)
 ・自分が何かをすると、画面にその反応がただちに出てくる
  (応答性)
 ・自分が自分自身を含めてすべてをコントロールしている感  覚を持てる(コントロール感)
 ・技能の向上が実感できる(上達感)
 ・疲れを感ずることがない(高揚性)
 ・自分がゲームの中でどんな役割を果たしているかがわかる
  (居場所感)
 ・人とのつながりがある(連帯感)
 ・挑戦心を駆り立てられる(挑戦心)
 ・目標がはっきりしているので達成感がある(達成感)
 ・何かのためではなく、ゲームそのものに価値がある(自己  目的性)

●手順書をおりにふれてみるようにする

2007-08-10 | 安全、安心、
03/10/19海保
第24回 ヒヤリハットの心理学
●手順書をおりにふれてみるようにする
1 イラスト案
2  脇に手順書があるが、それを無視してあれこれやっていたら、シャベルが突然動き出してひやり


「解説」
 マニュアルの価値は家庭でも職場でもあまり高くありません。手順がわからなければ、まずはあれこれやってみて、どうにもならなくなったときは人に聞く、となりがちです。
 しかし、扱いが複雑な機械・システムが増えてきました。これまでのように、経験だけに頼って機械・システムを動かすことができなくなってきました。とりわけ、コンピュータが組み込まれた機械・システムでは、恣意的な約束事による操作が増えてきました。
 こうなると、頼りになるのが、操作の約束事を記載したマニュアル(手順書)です。
 しかし、次に挙げるようないくつかの理由から、マニュアルは読む気になりません。
 ・マニュアルを大切にする文化がない
 ・読んでみたいという気持ちになるように、マニュアルが書かれ  ていない
 ・マニュアルを読んでいる時間がない
「類似ケース」
○マニュアルを見ないで、動くところをあちこち動かしていたら、パソコンがフリーズしてしまった。
○洗濯機が動かなくなった。あちこちマニュアルを探したが、そうしても見つからず頭を抱えてしまった。
****32本文 20行 イラストを除く

111112222233333444445555566666
30字 23行 700字 タイトル抜き、本文のみ
24回 徹底追及 ヒヤリハットの心理背景解説
「手順書を読んでもらうにはどうしたらよいのでしょうか」
「背景解説」
 手順書(マニュアル)は、手順をいったん覚えてしまえば、あとは、不具合(トラブル)があったときに取り出して見るくらいだと思います。したがって、手順書は、どうしても読んでもらえない、あげくには、紛失さえしてしまう運命にあります。
 しかし、「作業する人が変わったりするようなとき」「手順が膨大ですべてを記憶しておくのが無理なとき」「不具合への対応が手順書に依存する」ようなときには、手順書の役割が重要になってきます。そこで、なんとかマニュアルを読んでもらう/読んでみたいと思わせる工夫が必要となります。
 一つには、研修などで折に触れて、マニュアルの大切さを訴え、それを読む習慣をつけることが大事だと思います。
 2つには、マニュアルの内容を無味乾燥な手順の説明だけでなく、機械・システムの中身の説明や、仕事全体のなかでのその機械・システムの役割、位置づけに関する情報を提供したり、さらには、その機械・システムにまつわる余談的な情報などの提供によって、読んでみたいと思わせるマニュアルにすることも必要です。
チェック「あなたの手順書への関心度は?」******
自分に「最もあてはまるときを”3”」「まったく当てはまらないときを”1”」として3段階で判定してください。
1)文書を読むのは好き( )
2)不確かなことはなんらかの手段で確かめるほう (  )
3)手順はきちんと守るほう( )
4)失敗するのはきらい( )
5)各種の手順書を比較的よく読む( )
*10点以上なら、心身の齟齬の認識が低い方です。
*********本文 24行

1週間ぶりの大学研究室

2007-08-10 | 心の体験的日記
いつもと同じ。
コンピュータをたちあげようとするも、
パスワードが違うために、手間取る。
こころなしか、立ち上がりに時間がかかる。
使っているうちに次第に調子が出てくる。

今日は、自己点検報告書最終点検のための会議。
明日から5日間、大学は閉門。その前に片をつけようというわけ。

これくらい暑いと怠けたい。

わかりやすいマニュアルの設計

2007-08-10 | わかりやすい表現
概要
 関連知識が乏しい読み手やユーザにとってわかりやすいマニュアルを設計するためには、説明内容の正確さと充足性の制約のもとで、操作支援、参照支援、理解支援、動機づけ支援、さらには学習・記憶支援の趣向を作り込むことが必要である。それぞれの趣向を実現するための指針を提案してみる。

心理学研究法

2007-08-10 | わかりやすい表現
本日の講義は、これまで述べてきたことの復習とまとめと補足です。

ここまで、12の研究法について学んできました。それぞれ個々ばらばらに紹介してきましたので、「心理学研究法は多彩だなー」という印象だけを持って本コースを終えることになってしまうのも、本意ではありません。
そこで、本章と15章とでは、心理学研究法に共通する基本的な考えや、多彩な研究方法論間の関係がわかるような話をしてみたいと思います。これによって、少しでもまとまりのある知識になればと期待しています。
さらに、これまでの話の中ではあからさまには出てこなかった心理学研究法にかかわるいくつの大事な問題についても考えてみたいと思います。

飲むものがない

2007-08-10 | 心の体験的日記
水分補給が大事とのこと。
そこであれこれ飲むのだが、冷たいものを避けようとすると、
飲むものが限られてしまう。

先日、和菓子屋にいったら出されて黒豆茶。
とくにおいしいというわけではないが、
面倒なく入れられて、かつ栄養がありそうなので、
一袋買ってきた。

うつむきプレゼン

2007-08-10 | わかりやすい表現

● 学生のうつむきプレゼン
演習では、学生にプレゼンをしてもらうことが多くなります。黙っていると、最初は、書いてきたものを演台に置いて、それをぼそぼそと読みあげることになります。そこで、指示が飛ばします。「顔をあげて視線を聞き手にむけよ」。
さらに、聴衆に語りかけるのに、そちらのほうを見ないのは、そっぽを向いて相手と話すようなものです。失礼です。
TVでも、カメラのどのあたりを見て話すと、視聴者の目線と会うかが計算されているのです。それくらい視線は大事なのです。
視線を合わすのは、プレゼンの場の緊張感を作り出すのに必須なのです。
といったようなことを話すと、最初は、おずおずと顔をあげながら話しますが、次第に良くなっていきます。
なお、多数の聴衆相手の視線配りの作法は、視線が合い、かつ会場全体に散らばっている熱心に聴いてくれる3,4人を見つけて、順繰りに彼ら(彼女ら)をみながら話すことが基本となります。


心理学の研究領域

2007-08-10 | 安全、安心、
◆伝統的な心理学の研究領域〔1995年版 心理学〕
どこまでが「伝統的心理学」「制度化された心理学」かの線引は実はかなり難しい。日本心理学会による認定心理士の認定にあたって、履修を義務づけている領域(選択必修)を線引の目安とすると、次のようになる。
学習心理学(どのように経験を蓄積するか)
知覚心理学(外界をどのように知るか)
教育心理学(人はいかに学ぶか、また人にいかに教えるか)
発達心理学(誕生から死まで心身はどのように変わるのか)
比較心理学(人は動物とはどこがどう違うのか)
生理・神経心理学(心と体の関係はどうなっているか)
臨床心理学(心の病いはどうすれば治るのか)
人格心理学(性格や自我はどのようになっているか)
社会・集団心理学(社会的動物としての人間を知る)
産業・組織心理学(企業で発生する諸問題を解決する)
環境心理学(人にとって最適な環境とはどんなものか)
家族・コミュニティ心理学(家族や近隣社会の中での個人はどう振舞うか)

人にやさしいドキュメント作りーーマニュアルを素材にして」

2007-08-10 | わかりやすい表現
「人にやさしいドキュメント作りーーマニュアルを素材にして」

筑波大学大学院(心理学)教授 海保博之

注意<図と例とがある>

概要
 関連知識が乏しい読み手やユーザにとってやさしいドキュメント(文書)作りを、マニュアル(取扱説明書)をもっぱら素材にして考えてみる。まず、人にやさしい文書とはどういうものかを考えてみる。そして、それを実現するためには、説明内容の正確さと充足性の制約のもとで、操作支援、参照支援、理解支援、動機づけ支援、さらには学習・記憶支援の趣向を作り込むことが必要であることを述べ、それぞれの趣向を実現するための指針を提案してみる。