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文庫本の自動販売機

2009-09-26 | 心の体験的日記
田端の駅で
文庫本の自動販売機をみつけた
はじめてみた
はじめてかってみた

下流志向」内田樹著
これがめっぽうおもしろい
あまりのおもしろさに、思わずわらってしまった
いや、本当は、とても深刻な教育論
その紹介はいずれまた

アカデミック心理学と啓蒙心理学とジャーナリスティック心理学

2009-09-26 | 認知心理学
Q2-* 心理学について書かれた本の多くは、お話ばかりで、データと呼ぶようなものは記載されていませんが、どうしてなのですか---アカデミック心理学と啓蒙心理学とジャーナリスティック心理学  

心理学というとき、我々のような大学人にとっては、それは、言うまでもなく、アカデミック心理学を意味します。授業で使うテキストには、データをまとめた図表が満載されています。  
しかし、本屋の心理学のコーナーに並べられている本のほとんどは、それがたとえ、大学人の書いて本であっても---本書のその一つですが---、データと呼べるようなものは掲載されていません。  
このギャップはどうした起こるのでしょうか。  
一つには、アカデミック心理学と啓蒙心理学の違いです。これは、心理学に限ったことではありませんが、専門外の方々に、専門の内容を知ってもらいたいというとき、内容のエッセンスだけをわかりやすく説明する必要があります。データを持ち出すと、それをどのようにした積めたか、データの持つ意味も説明しなければなりません。説明がくどくなります。それによって、本質的な事が隠されてしまうこともありえます。そこで、「面倒な話はさておくとして大事なことだけを」説明するという方便を採用するわけです。  
それに、データのところでも述べました、データはあくまで仮説の正しさを保証する必要条件に過ぎません。たった一つの実験データだけを記載してあたかもその仮説が検証されたかのように述べることは、やや気が引けるようなところもあります。それなら一層のこと、データはさておいて、仮説や思いを述べるほうを中心にして、という選択も、ある意味では誠実と言えます。  
もう一つは、事もおもしろおかしくするために書かれた心理学---ジャーナリスティック心理学、あるいは、ポップ心理学と呼んでおきます---の書の場合とのギャップです。読み手の興味関心を引くことを第一義にしていますから、どうしても無理が起こります。
アカデミック心理学のほうからすると、かなり危ないことを天真爛漫に言い切ったり実践することを勧めたりしてしまいます。こちらはこちらで、アカデミックな心理学に対して研究テーマのヒントを与えてくれるということはありますし、また、アカデミック心理学への関心のひろがりを作ってもらえますから、ありがたい面もあります。さらに、読み手に対して、楽しみや趣味の材料を提供するということもありますから、その存在意義は認めます。
しかし、問題は、それが「心理学」だと勘違いして、心理学を勉強したい、と考えて大学に入ってくる学生が最近はとくに増えているような気がします。せめて、アカデミックな心理学のテキストも、1、2冊は眺めてみてください。そして、せめて、啓蒙書とジャーナリスティック心理学書との違い---もっとも、この区別はかなり微妙ですが---への感受性は持って欲しいと思います。 ***37行

青年期と性格

2009-09-26 | 健康・スポーツ心理学
 一般的に、自分の性格を厳しくみつめ、そして多くは自分で自分の性格が嫌いになるのは青年期です。そして、そのことに悩みながらも、それが自分なりの個性という認識が持てるようになって青年期を終えて社会にでていきます。